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サンロッカーズ渋谷、群馬に快勝 高確率の3ポイントで94得点

3ポイントシュート5本を100%の確率で決めたベンドラメ礼生選手選手(左)

3ポイントシュート5本を100%の確率で決めたベンドラメ礼生選手選手(左)

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が12月30日、群馬クレインサンダーズ(同、群馬)と対戦し94-78で勝利した。

後半立ち上がりに流れを引き寄せた田中大貴選手

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 年内最後の試合をホームで迎え、田中大貴選手も「楽しみにしていた」という今節。立ち上がりは、ジョシュ・ホーキンソン選手が先制となる3ポイント(P)シュートを決めたほか、群馬のシュートをブロックするなど攻守でチームを引っ張る。一時リードを許すも、アンソニー・クレモンズ選手がドライブ(ドリブルでリングにアタックするプレー)でファウルを誘発するなど積極的にシュートを放ち第1クオーター(Q)だけで12得点を挙げた。

 25-23で迎えた第2Q序盤は、ジェフ・ギブス選手がリバウンドから得点を挙げるなどゴール下で体を張る。拮抗(きっこう)した展開が続くなか、守備では群馬にオフェンスリバウンドを許さず、攻撃では田中選手やベンドラメ礼生選手はフリーの3P、津屋一球選手やクレモンズ選手はレイアップシュートで得点を挙げ、49-42で前半を折り返した。

 競った展開が続くなか、群馬が得意とする速攻をさせないために「早く選手をつかまえてディフェンスをする」こと、ガード陣のドライブを許さないこと、ビッグマンにゴール下で仕事をさせずにリバウンドを取り切って攻撃を終わらせることの「全てをやろう」とハーフタイムに話したというルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)。

 田中選手は前半、「ソフトなフィニッシュ」になりレイアップシュートを決めきれない場面が見られたが、「最後どうフィニッシュするかは切り替えて、積極性だけは失わないよう意識した」と後半立ち上がりからリングにアタック。さらに、「ディフェンスでも良い影響を与えられると思っているし、キーとなる選手を守らないといけなかったので、どちらかというとディフェンスを集中しようというマインドで(試合に)入った」と、群馬のパスをカットしたり攻撃力の高い群馬トレイ・ジョーンズ選手のドライブに体を張ったりした。続くようにホーキンソン選手は群馬のシュートをブロックするなど、好守から点差を広げることに成功した。

 68-60で迎えた最終Q。ダブルチームを仕かけられたホーキンソン選手が的確にパスを回したり、クレモンズ選手が守備のズレを見逃さずパスを回したり良いオフェンスが続き、同Qは2Pは約67%、3Pは約86%と高確率でシュートが決まった。

 3P5本を100%の確率で決めたベンドラメ選手は「ノーマークを作ってくれて回ってきたシュートを打つだけだったので、難しい体制のシュートもなくて気持ちよく打たせてもらえた」と振り返り、試合終盤には攻撃時間が少ないなか「(シュート)タッチも良かったので感覚でリングに投げたら入った」と距離のある3Pも沈めた。守備では群馬のミスを16回と誘発したが、「ダブルチームに行った時のローテーションがうまくいったので、練習してきた結果」と手ごたえを伺わせた。

 SR渋谷はファウルが20回、群馬は9回と差がついた点に関して納得のいっていない様子を見せたパヴィチェヴィッチHC。「アグレッシブに戦っていて多くのコンタクトはあった。そのなかでファウルもあったかもしれないが、自分たちに問題があったのか、基準が違ったのかもう一度冷静に見返して判断したい」と言及した。

 両チームは31日も戦う。

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