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大みそか~元旦に渋谷・忠犬ハチ公像周辺封鎖へ 駅前の滞留抑制

ハロウィーン時に忠犬ハチ公像周辺を封鎖した際の様子

ハロウィーン時に忠犬ハチ公像周辺を封鎖した際の様子

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 渋谷区は来街者が増える12月31日~1月1日にかけて、忠犬ハチ公像周辺に仮囲いを設置する。

駅前広場には規制資材を置いて一方通行レーンを作る

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 渋谷駅前では実行委員会が2016(平成28)年から年末年始にかけてカウントダウンイベントを行っていたが、安心・安全を確保すると同時に、イベントを開催するに当たって参画する事業社が見つからなかったことから、今年も行わないことを決めている。イベントは開催しないものの、区はカウントダウンを目的とした来街者が一定数集まる可能性を懸念するなか、警備の強化を図っている。

 忠犬ハチ公像はインバウンド客を中心に、写真撮影の列が連日のようにできる観光スポットとしても知られる。しかし、同像を含めたハチ公前広場は渋谷駅から出場する人・駅へ入場する人を含め、多くの人が通ることから、仮囲いなどを設置することで滞留抑制を図る。

 ハロウィーンにも行った取り組みで、大きな事故や騒ぎが起きなかったことから、年末年始にも採用。忠犬ハチ公像周辺に仮囲いを設置するほか、ハチ公前広場は規制資材を配置して広場を区切り、駅側に向かう人、駅側から街なかに向かう人のレーンをそれぞれ一方通行にする。混雑状況に応じて、JR渋谷駅ハチ公口は入場のみにして、出場は宮益坂下方面に誘導するなどの対策も講じる予定。実施時間は今月31日18時~1月1日1時(予定)。警察に加えて区が委託する民間の警備会社のスタッフが警備に当たる。

 「迷惑路上飲酒ゼロ」宣言をしている渋谷区。当日は、道路や公園などの公共の場での飲酒を禁止する条例も発出。スクランブル交差点周辺や道玄坂、文化村通り、公園通り、区立宮下公園を擁する複合施設「MIYASHITA PARK」などのエリアは12月31日18時から、昨年より5時間長い2024年1月1日5時まで路上飲酒を禁止する。同エリアのキオスクやコンビニエンスストア、量販店には酒類販売自粛も依頼している。区が委託する民間の警備会社のスタッフに加え渋谷区の職員は、渋谷センター街を中心に現在も毎日行っているパトロールを行い、迷惑路上飲酒者に声がけなどを行う。

 さらに31日は、通常24時まで上映しているスクランブル交差点の大型ビジョン6基の上映時間を、1時間前倒しして23時で停止する。

 外国人の来街も多いことから、ショート動画プラットフォーム「TikTok(ティックトック)」と連携し、日本語だけでなく英語でのメッセージ発信にも注力。英会話のコンテンツを発信するアカウント「StudyInネイティブ英会話」協力の下、路上飲酒の禁止やカウントダウンイベントが行われないこと、12月31日に忠犬ハチ公像が見られないことを、「コント形式」で発信する。

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