建設現場の鉄筋を丸見えにしたような全長20メートル以上のポスターが現在、東急田園都市線渋谷駅地階1階A0・A1出入口近くのボード「道玄坂ハッピーボードA」に掲出されている。
広告主は、文具・オフィス機器や農業・食品包装などを展開する総合メーカー「マックス」(中央区)。同社が緑色を基調としたパッケージのホッチキスの針のイメージを「強く持たれる」なか、建築・建設工具も展開していることを訴求する狙い。
駅周辺では大規模な再開発工事が進んでいることから、渋谷で働く建築関連の仕事に従事する人や、来街する20~50代など幅広い層へのアプローチを図り、渋谷駅構内に出稿。同時にリクルーティングやブランディングの意味も兼ねている。
広告は、今年発売30年を迎えた鉄筋をワイヤで結束するための工具「充電式鉄筋結束機」に焦点を当てて制作。全長約20メートル×高さ約2メートルにわたるボードには、鉄筋を巡らせた工事現場で同工具を使っている作業員の写真を掲出。工事現場に掲出される建築基準法による確認済証看板を模した「広告掲出のお知らせ」や、工事現場の「お願い看板」を模して「ご注目お願い致します」と呼びかける標識も設置している。
掲出は12月24日まで。