デザインイベント「東京デザイナーズブロック(TDB)2004」が始まった。10月7日から11日までの日までの5日間、青山・原宿・渋谷を中心としたショップやギャラリーなど約150会場で、「1968 REVOLUTION」をテーマに、国内外の約230人のデザイナーによる作品展示やトークショー、シンポジウムなどが多彩に開催される。主な会場での開催内容は以下の通り。国際連合大学では、オランダのデザイングループ「Droog Design」によるスローカフェ「Go Slow」開設、18人のイスラエルデザイナーによる靴のデザイン展「Barefoot in Tokyo」、ポール・スミス氏がサポートするベルリンのデザイナー「eBoy」のグラフィック作品展示などを行うほか、音楽イベントやトークショー、シンポジウムなどを開催する。また、青山通り沿いの「紀ノ国屋」跡の駐車場「246 PARKING」には直径18メートルのドーム「ABSOLUTE DOME」が特設され、映像やプロダクトのエキシビジョンやオフィス家具の展示のほか、コーヒーショップやシングルモルトバーが開設される。スパイラルではTDBオフィシャルグッズの販売や「TDBデザインコンペティション」の一般投票が行われるほか、「Surf Revolution」をテーマに、世界を代表するオーストラリアのサーファーやシェーパーたちのインタビュー映像の上映とサーフボード40枚の展示を行う。南青山6の「イデーショップ」(TEL 03-3409-6581)では、今年のテーマに因み、パリ5月革命当時のプロパガンダポスターのコレクション展示を行うほか、隣接する「イデーカフェ」では、様々なゲストが1968年を語るトークイベント「革命ラジオ1968」を開催。同イベントの模様は他の主要会場でライブ上映されるほか、ドーム会場では再上映される。また期間中、六本木6にある1967年築の7階建てのマンション「旧六本木ロイヤルビル」を全館時限式のギャラリーとしてオープンし、深澤直人氏を今年初めて起用したミラノのダネーゼやデザイナーブロックUKなどの作品を展示する。なお、同ビルはTDB終了後、内装自由のロフトアパートメントにリノベーションされる予定。東京デザイナーズブロック