シブヤ経済新聞(シブ経)の2023年年間ページビュー(PV)ランキング1位は、渋谷・幡ヶ谷の公衆トイレが改修したことを伝える記事だった。
ランキングは今年1月1日~12月14日に配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位は以下の通り。
1. 渋谷・幡ヶ谷に東大生産技術研究所教授ら手がけた公衆トイレ(2/22)
2. 道玄坂2丁目を「街並み再生地区」に 都が指定、エンタメ施設誘導など促進(6/8)
3. JR山手線・渋谷駅に「島式」新ホーム 53時間超に及ぶ工事終え供用開始(1/9)
4. 渋谷駅前交差点近く「マクドナルド渋谷店」閉店へ 37年の歴史に幕(11/20)
5. 米人気バーガーチェーン「In-N-Out」、恵比寿に一日限定店 長蛇の列も(6/7)
6. 笹塚駅前に新公共トイレ 設計250カ所超の小林純子さんが手がける(3/10)
7. 渋谷・忠犬ハチ公像が一日限定であたたかい「部屋」に アーティストが制作(11/12)
8. 代々木公園で「東京ナイトマーケット」 フードやライブ、アート企画も(10/16)
9. JR山手線、52時間一部列車運休へ 渋谷駅線路切り替え工事最終段階(11/14)
10. 代々木上原に複合施設「カボ」 書店やカフェ、トルティーヤ量り売りも(927)
1位と6位の記事は、日本財団が展開した渋谷区内の公衆トイレを、クリエーターの力を活用しながら改修する「THE TOKYO TOILET」について報じたもの。区内17カ所の公衆トイレを国内外で著名な建築家やクリエーターらが手がけたほか、同プロジェクトを題材にした映画「PERFECT DAYS」をヴィム・ヴェンダース監督が製作するなどしたこともあり注目を集めた。
3位と9位は渋谷駅周辺の再開発に合わせて行われたJR渋谷駅山手線の改良工事を伝える記事。一部区間で列車を運休しながら、2015(平成27)年に始まり約8年にわたり全5回の工程に分けて行う大規模な工事の最終段階となったこともあり、話題を集めた。
4位のマクドナルド渋谷店閉店は、渋谷駅前スクランブル交差点近くで37年営業した歴史や、これまでに利用したことがある客による閉店を惜しむ声や思い出話などでSNSも盛り上がりを見せた。5位の米人気ハンバーガーチェーン「In-N-Out(インアンドアウト))」の記事は、同チェーンの恵比寿での一日限定となるポップアップストアに長蛇の列ができたことを伝え、ネット上でも注目を集めた。
7位は、渋谷のシンボルとして知られる忠犬ハチ公像のモデルとなった秋田犬・ハチが今年生誕100年を迎えたことに合わせて行われた、アーティスト西野達さんによる1日限定のアート企画を取材。ハチ公像が14時間限定でふかふかとしたベッドの上に座り「部屋」に滞在するストリート作品に、「ずっとこのままでいてほしい」などの声も聞かれた。同記事のほかにも、シブ経では今年、ハチ生誕100周年に関する記事を複数掲載した。