世界最大規模のメタバースイベント「バーチャルマーケット」のリアルイベントとなる「バーチャルマーケット2023リアル（VketReal）inシブハラ」が12月16日・17日、「渋谷サクラステージ」（渋谷区桜丘町）など渋谷・原宿各所で開催される。主催は、VRに特化したサービスを展開するHIKKY（恵比寿1）。

イベントマップ

　米プラットフォーム「VRチャット」上で開かれているバーチャルマーケットは各国からユーザーが参加し、世界最大のメタバースイベントとしてギネス世界記録も取得。日本でのリアルイベントは今年7月、秋葉原で初開催。会場が1カ所だった前回とは変わり、今回は渋谷・原宿エリアに場所を移し、周遊型のイベントとして5会場でコンテンツを展開する。

　3階のイベントスペース「BLOOM GATE」（ゾーン A）では、「フューチャーカルチャー」をテーマに、ステージイベントを展開。ユーチューバーレーベル「UUUM」（港区）所属のクリエーター、コウイチさん、のばまんさんらがグッズを手渡しで販売するほか、動画配信サービス「ディズニープラス」配信のアドベンチャー作品「ワンダーハッチ－空飛ぶ竜の島－」のブースを特設。サントリーのブースでは、コスプレーヤーがノンアルコールビール「オールフリー」を無料配布する。

　「SHIBUYA109渋谷店」（道玄坂2）1階店頭スペースのテーマは「ネクストカルチャー」。大画面のバーチャル空間の前に特定のマーカーを付けて立つと、自身がアバターとなって映し出され、ヘッドマウントディスプレーをかぶらずにリアル・バーチャル間のアバター同士がコミュニケーションできるコーナー「AVATAR MEETS」を設ける。最大6人が同時に参加できる。

　そのほか、商業ビル「ワーフ原宿」（神宮前1）1階では「ポップカルチャー」をテーマにグッズ販売や企業ブースを展開。地下1階は、「パラレルワールド（並行世界）」と「リアル（現実世界）」を合わせた造語「パラリアル」で活動するクリエーターがブース出展する。「カワイイカルチャー」がテーマの会場「ヒンメルブラウ原宿」（神宮前1）には、謎解きゲームキットやごみ拾い企画のプレゼントなどを渡す総合カウンターや、来場者が記せるメッセージボード、企業ブースなどを用意。

　「UNKNOWN HARAJUKU（アンノン原宿）」（神宮前6）は「クリエーターカルチャー」をテーマに、クリエーターのブースをはじめ、フォトスポットなどを展開する。

　開催時間は10時～19時。同社では今後も夏と冬の「バーチャルマーケット」に合わせ、リアルイベントを開催していく予定。