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アルバルク東京、群馬に敗れる 大量失点に安藤選手「みっともない試合」

シーズンハイの15得点を挙げた安藤周人選手(中央)

シーズンハイの15得点を挙げた安藤周人選手(中央)

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が12月6日、群馬クレインサンダーズ(同、群馬)と対戦し82-91で敗れた。

イン・アウト両サイドで計24得点を挙げたセバスチャン・サイズ選手

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 立ち上がりからハイスコアの展開となったこの日。序盤はライアン・ロシター選手やレオナルド・メインデル選手の好守から得点を挙げたが、「試合前のミーティングでも話し、注意しろと言われていたがピックアップが遅かった」(安藤周人選手)とリバウンドからの速攻で9失点するなど20-24とリードを許す。第2クオーター(Q)は、小酒部泰暉選手やメインデル選手との連係プレー、速攻からのダンクなどセバスチャン・サイズ選手が12得点を挙げたほか、群馬の攻撃を制限時間いっぱい守る堅守や、ロシター選手のシュートブロック、安藤選手、吉井裕鷹選手のファウルを誘発する好守もあり、44-43と逆転して前半を折り返す。

 それでも、「得意とする右のドライブ(リングへのアタック)を、1対1でメンタル的にも後手になってしまい止められなかった」(デイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(HC))と、後半序盤で群馬のトレイ・ジョーンズ選手に連続得点を許し再びビハインドを負う。メインデル選手のレイアップ、サイズ選手の3ポイント(P)シュートなどで食らいつくが、シュート確率が伸び悩み60-68で最終Qに突入。

 ルーズボールを取られたりオフェンスファウルを吹かれたり、約7分を残し最後のタイムアウトを取るなど苦しい状況となるが、時計が止まった際にはファンが自発的に応援のコールを始め場内を盛り上げた。安藤選手は「特に平日は仕事の後で疲れているのに、ファンの人たちから(声が)出るのはすごくうれしい」と触れた。中盤には2桁点差を付けられるも、メインデル選手が好守から速攻を仕かけたりファウルを受けながら3Pシュートを放ったり積極的に得点を狙う。終盤には前線から守備でプレッシャーをかけ、小酒部選手やテーブス海選手の3Pなどで追い上げるも一歩及ばず、82-91で敗れた。

 シュート確率が伸び悩む時間帯もあったが、82得点挙げたことから「勝っていてもおかしくない内容」と振り返ったアドマイティスHCは、「ディフェンスが全てだった」と敗因を挙げた。今月は試合数が多いことから「練習ができないのでミーティングや試合中でのアジャスト、我慢強く戦うことが必要。メンタル的に立て直すことが一番大事」と話した。

 「口は悪いがクソみたいな、みっともない試合をした」と強い言葉でじくちたる思いを口にした安藤選手。群馬を今季戦った試合で「たぶん一番ペースが速かった」と評価しつつ、「そこにアジャストができなかった。今日のようにたらたらと戻っていたら対応できない」と言及。前節に続き連敗となったが、「60~70点台に抑えないと自分たちのペースじゃない。この2試合チームとして最悪な状況なので、修正して次の試合に臨みたい」と話した。

 攻撃面ではシーズンハイの15得点をマークしたが、「勝つことが大事で、自分のスタッツ(記録)はどうでもいい」と言う安藤選手。得点を取ることを役割の一つと自覚もあるなかで、「劣勢になった時にいかに自分が点を取りに行くか、自分が引っ張らないといけないという点はもう一回考え直さないといけない。(今日は)自分が(決める)という気持ちになった方が良かった」と振り返った。

 連敗となったが、A東京は14勝3敗とリーグトップの戦績を誇っている。しかし、「もったいない負け、連勝していてもおかしくない試合だった。言い訳はしたくないが、疲労もケアの問題だし、勝っていると気持ちが緩くなることもある。でも、ホームゲームは絶対に勝たないといけない」と力を込めた。

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