ノルウェーサーモンをアピールする「さも、肉屋」(渋谷区宇田川町)が11月29日、渋谷に限定オープンした。
ノルウェー大使館水産部が、ノルウェー産サーモンを牛・豚・鶏に続く「第4の肉」として提案する「サモ肉」プロジェクトの一環として展開するもの。ノルウェーは毎年300トンの漁獲量を誇り、約120カ国に輸出している世界第2位の水産物輸出国として知られる。中でもアトランティックサーモンは約290トン(シェア52%、2022年)と世界最大の生産国となっている。
日本には1980年代に国家戦略として養殖アトランティックサーモンをすしネタとして提案。現在でも、日本では95%が生で食べているというが、ノルウェーを含め世界的には85~90%は火を通して調理して食べているという。そういった背景から、調理する食べ方の提案を図る。
今回、30~50代を中心に若い女性や若い主婦層、今後家庭を持つ女性をターゲットにしていることや、「新しいアイデアを受け入れられる土壌がある」こと、情報発信力から、渋谷で展開する。店内には、肉のようにショーケースにサーモンを並べて展示する。
店舗では、牛肉の代わりにサーモンを使うサーモンステーキ「サモテキ」、豚肉の代わりにサーモンを使うサーモンかつ「サモカツ」、鶏肉の代わりにサーモンを使うサーモン南蛮「サモタル」を来店客に無料提供(5日間合計1129人)する。
店内では、さまざまな切り方をしたポーションカットの中から約120グラムに切られたものを当てる「ノルウェーサーモン『ポーション』チャレンジ」、ノルウェーのサーモンファーム(養殖場)の様子見られるVR(仮想現実)なども用意。店内や料理などの写真と「#サモ肉」のハッシュタグを付けてSNSに投稿した客には、ノルウェーサーモンを使った料理のレシピカードとシールを進呈する。
開店記念として、西武渋谷店内の「魚喜」、渋谷東急フードショー内の「魚力」という鮮魚店ではノルウェーサーモンコーナーを大きく展開。購入者先着500人(2店合計)にはマグネットを進呈する。
ノルウェー大使館水産部水産参事官のヨハン・クアルハイムさんは「とても重要なサーモンの市場」と日本を位置づけ、「この機会に、ノルウェーでのノルウェーサーモンの食べ方をたいけんしていただければ」と呼びかける。
営業時間は11時~18時(配布時間は11時~11時30分、12時30分~13時、14時~14時30分、16時~16時30分、17時30分~18時)。12月2日まで。