通販大手「ベルメゾン」が、11月12日の一日限定で渋谷駅前の忠犬ハチ公像の周りに出現した「部屋」に置かれた家具の一部を提供した。同社が同15日、明らかにした。
今月6日から12日にかけて渋谷エリア各所で展開された「第15回渋谷芸術祭2023~SHIBUYA ART SCRAMBLE~」に、千趣会(大阪市北区)が協賛。中でも注目を集めた、現代アーティスト西野達さんが手がけたストリートアート「ハチの部屋」に、ベッドサイドテーブルとスタンドフロアライト、ペンダントライトの3点を、実際にベルメゾンで販売している商品の中から提供した。
ハチの「部屋」は、渋谷駅前で亡き主人を待ち続けた忠犬ハチを思い、西野さんが「あたたかい部屋で安らいでほしい」と制作したもの。像を取り囲むように設営された部屋には、ふかふかとしたベッドを置き、フローリングの床にはラグや一人がけのソファも。ベルメゾンが提供したのは、ベッドの横にあった「オーク材の収納付きベッドサイドテーブル」と、ミッドセンチュリー風のデザインの床置きライト「Svante」、北欧デザインを思わせるペンダントライト「Mercero」。
いずれもモダンなデザインの家具で、ネット上では自身の部屋よりも「快適そう」という声や、「おしゃれな部屋」などの声が聞かれた。