アートイベント「第15回渋谷芸術祭2023~SHIBUYA ART SCRAMBLE~」が11月6日、渋谷で始まった。
岡本太郎の作品「明日の神話」が渋谷駅へ恒久設置されることが決まったことを契機に2009(平成21)年に始まった同祭。渋谷の街全体をギャラリーと捉え、アーティストたちに「解放」している。
「Shibuya Culture Connect」をテーマにする今回は、渋谷のシンボルである忠犬ハチ公像のモデルとなった秋田犬・ハチが生誕100年を迎えることから「渋谷」「ハチ」の魅力をアートで表現し、「渋谷まるごとハチ公ミュージアム」と題して、アートに触れる・見つける・体験するの3つのカテゴリーで14のコンテンツを展開する。
ハチの生誕100年記念企画としてARスタンプラリーを開催。アイドルグループKAT-TUNの中丸雄一さん、乃木坂46のメンバーで現役芸大生の池田瑛紗(てれさ)さん、美術家・池平徹平さん、BMXライダーや現代アーティストなどで活動する福島滉平さんらがハチをテーマに制作したアート100点のARを渋谷の街なかや西武渋谷店内などに設置している。
ハチ公像周辺では今月12日、2011年にシンガポールのマーライオンを取り込んでホテルを建設した「The Merlion Hotel」などで知られるアーティスト西野達さんが手がけるインスタレーション「ハチ公の部屋」を展開。
西武渋谷店と渋谷駅東口・西口の仮囲いでは、1960年代~1990年代にかけて撮影された渋谷の写真を展示する「渋谷アーカイブ写真展」を開催するほか、同店では犬のイラストを描くEIJI TAMMURAさんがハチ100年を記念したアートの展示販売なども行う。
オリジナルグッズを作れる「PRINTONE 渋谷」では、渋谷に関するロゴマークやメッセージを入れたフレームに写真やイラストをその場でプリントできるサービスを展開。美竹の丘・しぶやでは今月12日、折り紙飛行機大会や「運動あそび」などキッズイベントを開催する。
今月12日まで。