英ファッションブランド「JW ANDERSON(JWアンダーソン)」のウィメンズ・メンズフルラインを展開する日本初の店舗が10月13日、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)3階にオープンする。
同ブランドは、2008年にデザイナーのジョナサン・ウィリアム・アンダーソンさんが設立。ファッション小物のコレクションなどが注目を集め、既製服の製作にも着手し、同年のロンドンファッションウイークに参加。メンズとウィメンズの要素を融合させるシルエットなどが特徴。アンダーソンさんは高級ファッションブランド「ロエベ」のクリエイティブディレクターも務めているほか、ユニクロとのコラボ商品などでも知られる。
開業50周年を迎えた同館は9月から、「個性的で革新的な」ファッションを追求するブランドを軸にリニューアルしている。同店のオープンはその第2弾の一つとなる。同ブランドは2020年に同施設にポップアップストアを出店していたこともある。
店名は「JWアンダーソン渋谷店」(TEL 03-6277-5277)。ロンドンを拠点にする建築設計事務所「6aArchitects」が、ロンドンと伊ミラノの旗艦店のためにアンダーソンさんと共に開発したデザインコンセプトに基づいて設計。中央にはウオールナット材の凹凸の曲げ木加工を施した全長12メートルのストラクチャーを設置。その内部には、ミラノの旗艦店への「リスペクト」として同系色のカーペットとベルベットのカーテンを装飾するピンク色のフィッティングルームを設ける。
同店では、ウィメンズ・メンズコレクション、バッグ、シューズ、アクセサリーなどをフルラインアップする。
営業時間は11時~21時。リニューアル第2弾では今月20日、2階に1916年設立のフレグランスブランド「ACQUA DI PARMA」の出店も控えている。