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渋谷でワーナー100年記念上映 1960年代後半~2010年代の15作品

クリント・イーストウッドさんの代表的な作品の一つ「ダーティハリー」より©1971 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

クリント・イーストウッドさんの代表的な作品の一つ「ダーティハリー」より©1971 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

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 渋谷のミニシアター「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」(渋谷区渋谷1)で9月29日、「ワーナー・ブラザーズ」創立100周年を記念した特集上映が始まった。

13年ぶりの上映となる「ビフォア・サンセット」より

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 1960年代後半~2010年代の作品の中から同館がセレクションした15作品を35ミリフイルムで上映する同企画。同館は渋谷の文化複合施設「Bunkamura」の長期休館に伴い、6月から場所を移して営業を続けている。かねてヨーロッパ映画を中心に、音楽や舞台芸術を題材にした作品を意識して編成を組んでいたこともあり、ワーナー・ブラザーズの作品をロードショー上映はしたことがなかったという。

 移転に伴い、「チャレンジの場」として若年層を意識した作品や邦画の上映など、あまり取り組んでいなかった企画にも着手。今回もその一つで、「数々の名作を見つめ直す新たなきっかけ」(ル・シネマ プログラミングプロデューサー中村由紀子さん)となることを目指し企画した。同館の特色の一つでもあり、設備する映画館が以前よりも少なくなってきていることもあり35ミリフイルムで上映する。

 作品は、ワーナー・ブラザーズの45作品に俳優・監督として携わってきたクリント・イーストウッドさんの代表的な作品の一つ「ダーティハリー」(1971年)や、イーストウッドさんが監督した「硫黄島からの手紙」(2006年)、私生児ガープの人生を描くジョン・アービングさんの半自伝的小説を原作にした「ガープの世界」(1982年)、AI(人工知能)の少年の旅を描いた「A.I.」(2001年)、同名の絵本を実写化した「かいじゅうたちのいるところ」(2009年)など。

 トム・クルーズさん、ニコール・キッドマンさんが出演、スタンリー・キューブリック監督というワーナー・ブラザーズの作品の「魅力」の一つである「華やかなスター」が携わっている作品の一つで、現在の渋谷ヒカリエの場所にかつて存在した劇場「渋谷パンテオン」で上映した「アイズ ワイド シャット」(1999年)は12年ぶりの劇場上映。9年ぶりに再開した男女の数時間を描いたラブストーリー「ビフォア・サンセット」(2004年)は13年ぶりの上映となる。上映時期は作品により異なる。

 鑑賞料は、一般・シニア=1,500円、学生=1,200円ほか。11月2日まで。

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