国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(以下SSFF & ASIA)2023 秋の国際短編映画祭」が10月19日から、東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内)で開催される。
芥川龍之介の短編小説「鼻」をモチーフにした永山瑛太さん主演昨「半透明なふたり」より
今年は6月に行われた、米アカデミー賞公認国際短編映画祭「SSFF & ASIA」の受賞作品などを上映する企画。120の国と地域から集まった5215点の中から、来年のアカデミー賞ノミネート候補となる「オフィシャルコンペティション」3部門をはじめとする受賞作品を上映する。
今回は、は子どもが「重要な」キーとなる作品を集めた「Kids are alright」、価値観・見た目、勘違いなど「違い」を描いた作品を集めた「チガウを巡る物語」など6プログラム(36作品)を用意。作品は、1920年のポーランドと日本の「絆を深めた」出来事を映画化した作品でグランプリ(ジョージ・ルーカスアワード)を獲得した「希望のかけ橋」をはじめ、芥川龍之介の短編小説「鼻」をモチーフにしたラブストーリーで永山瑛太さんが主演した「半透明なふたり」、ウィリアム・シェイクスピア「ハムレット」と中島敦「山月記」をモチーフに野村萬斎さんが初めて監督した「虎の洞窟」、Shibuya Diversity Awardを受賞した知的障がいを持つ妹を持つマルゴがある出来事をきっかけに考え方を変える姿を描いた「マルゴの妹」など。
特別企画として、国際写真・動画コンテスト「ニコンフォトコンテスト」とコラボレーション。各国から集まった約2000点の作品の中から選ばれた動画部門のグランプリ、ショートフィルムカテゴリーなどの作品12点も上映する。
鑑賞無料。同22日まで。同館ホームページで席の予約を受け付けている。