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代々木上原に複合施設「カボ」 書店やカフェ、トルティーヤ量り売りも

「CABO」外観。1階~2階に飲食や物販店が入る

「CABO」外観。1階~2階に飲食や物販店が入る

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 飲食店や物販、オフィス、レジデンスなどが入る複合施設「CABO(カボ)」(渋谷区上原1)が代々木上原駅近くにオープンして、9月26日で3カ月がたった。

書店「CITY LIGHT BOOK」店内

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 静岡県三島市の本社があり、首都圏でも渋谷区や港区で開発を軸にした不動産投資事業を展開する加和太建設が事業主となり開いた同施設。不動産アセットマネジメントなどを手がけるプロフィッツ(千代田区)と、ブランド開発などを手がけ301(同)が開発プロジェクトに参画した。

 代々木上原を、周辺住民や働く人たちの「職・住・遊」の距離が近く「ネイバーフッドカルチャーが根付く地域」とし、施設の基本コンセプトにも「職・住・遊の融合」を掲げた。施設名の「CABO」は、「結合(co)と発散(ab)の循環」を意味する。地上5階で、延べ床面積は1153.14平方メートル。1階には飲食店やショップを誘致。2階~5階は、用途を選べるオフィス区画とレジデンス区画で構成する。

 開発にも参画した301が運営する「No.(ナンバー)」は、2019年にオープンした飲食・オフィス空間を今回、前店舗があった真向かいの場所から同施設1階に移転。コーヒーやカクテル、フードを提供するカフェ・バーで、テラス席も用意。モーニングからディナーまで、時間帯ごとのメニューを提供する。店の一角には新たにブックコーナーも設ける。営業時間は9時~24時。

 1階奥のスペースには、レストラン「Ukiyo」(TEL 03-6407-0170)が出店した。目黒の人気レストラン「kabi」と同店の姉妹店で日本橋の「caveman」から独立したチームが手がけるレストラン&ワインバー。コース料理とペアリングドリンクを提供。炭火と世界各地のスパイスを用い日本の四季の食材を使ったコース料理と、ワインや日本酒、焼酎などのアルコールやフルーツやハーブの自家製シロップ、発酵飲料などで作るノンアルコールペアリングも提案。バータイムはワインをグラスやボトルで提供する。営業時間は、ディナー=19時~、20時~、バー=22時~24時。

 飲食店はほかに、トルティーヤ専門店「Tortilla Club Tortilleria」(TEL 03-6804-9712)がオープン。メキシコ在来種のトウモロコシを使い、現地の伝統的な調理法で製粉から作ったトルティーヤを量り売りで販売する。営業時間は11時~19時。火曜定休。中国茶と喫茶文化を伝える喫茶とギャラリー「LEAFMANIA 代々木上原」は、アートギャラリーにティーハウスを併設。1階は茶にまつわる工芸やアート作品を展示。2階では自然茶を提供する。月曜定休。

 8月にオープンした「CITY LIGHT BOOK(ブックストア)」は、カフェバーを併設した新刊書店。ビジネス書や児童書、実用書をはじめ、60年代のアメリカのビート文学などの古書もそろえる。店内入り口と奥、2階には飲食できるスペースも設ける。営業時間は13時~22時。代々木上原・富ヶ谷・幡ヶ谷エリアを中心に、不動産売買や賃貸仲介・管理業務を行う「ほそくらす」(TEL 03-4400-3068)も8月にオープン。代々木上原で約10年にわたり不動産業務に携わってきた店主が開業した。営業時間は11時~20時。要予約。

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