米アウトドアブランド「MERRELL（メレル）」の「次世代型」旗艦店「MERRELL HARAJUKU FLAGSHIP （メレル 原宿 フラッグシップ）」（渋谷区神宮前6、TEL 080-2234-2537）が9月29日、原宿・神宮前交差点近くの明治通りにオープンする。経営は輸入総代理店の丸紅フットウェア（中央区）。

代表的な商品の「ジャングルモック」など

　1981年にカスタムメードブーツの職人ランディ・メレルさんが「職人としての腕を試す」ためハイキングブーツを作ったことからスタートした同ブランド。アウトドアからタウンユースまで使える代表作の「カメレオン」、1998年に発売され累計販売1700万足を超える「ジャングルモック」シリーズなどで知られ、現在世界160カ国で展開している。

　3月に渋谷パルコ（宇田川町）にオープンした、プレミアムコレクション「MERRELL 1TRL（メレル ワンティーアールエル）」を中心に扱う旗艦店「MERRELL 1TRL TOKYO（メレル ワンティーアールエル トーキョー）」と共に、ブランドを象徴する旗艦店として「重要な役割を担う」店舗に位置付ける。今後、渋谷エリアにも店舗を出店予定で、コンセプトの異なる3店舗を連動させ「新たな顧客体験」の提供を図る。

　原宿はアウトドアファッションブランドの店舗が点在し「根付いている」エリアと考え、新たな顧客との接点づくりを目指す。初の路面店となる同店の店舗面積は、3フロア計85.02平方メートル。1階と2階がショップスペース、3階はストックスペースとなる。

　同店では、デジタルソリューションを導入・テストし、ブランドが目指す「次世代型店舗のあり方」を模索する。1階は165インチのLEDビジョンを設置し、同店が注力する「ブランド体験」の提供を図る。2階は全商品を3DCGで見ながら買い物ができるタッチパネルモニターを導入（稼働は2024年3月予定）。顧客情報を管理するアプリ（同2024年1月予定）と連動し、商品の入荷連絡などを個別に行う。

　商品は限定店舗で扱う「メレル ワンティーアールエル」やアパレル、アクセサリー、国内未展開の限定商品を毎シーズン用意する。

　営業時間は11時30分～20時。