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アルバルク東京、新チーム披露 バランスキー選手「全力で頑張る」

今季を戦うヘッドコーチと13選手

今季を戦うヘッドコーチと13選手

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が9月11日、国立代々木競技場第二体育館(渋谷区神南2)でBリーグ2023-24シーズンを戦う新チームを披露した。

イベントには700人を超えるファンクラブ会員が集まった

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 昨季に引き続き指揮を執るデイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(HC)をはじめとするコーチ・スタッフ陣、全13選手らが出席。会場にはファンクラブ会員736人が来場した。

 イベントでは、優勝に向けて、シュートやディフェンスなど「一つのプレー」に集中すること、一つの勝利を追い求めること、全てにおいて「ナンバー1を目指し続ける」ことなどの思いを込めたスローガン「ONE FOCUS」を発表したほか、ホーム&アウェー加え2024年1月の5試合で着用予定のサードユニホーム(通称・ファンユニホーム)も発表した。

 今季は日本人選手3人、外国籍選手2人の5選手を新たに迎えた。伊藤大司ゼネラルマネジャーは重要視したポイントとして「タフ」「野心がある」「責任感が強い」3点を挙げ、継続した8選手も含めて「勝ちに貪欲で本当に優勝したいと思っているメンバーが集まったこと、そういうマインドセットを持った選手13人がそろったことが強み」と強調。日本人選手は全員がポイントガードのポジションとなるが、「スピードやシュート力、パスのセンスなど、それぞれ違う持ち味を持っているので、それがストロングポイントになると思っている」と話した。

 新加入選手はそれぞれ「優勝するため」と異口同音に入団理由を話し、福澤晃平選手は「在籍しているメンバーが、代表に入っている選手が多いので、自分を一番高められるチームだと思った」と加えた。

 日本代表として活躍した吉井裕鷹選手はワールドカップ(W杯)終了後、「コストコ」で買い物中に声をかけられたほか、SNSのフォロワーが「思った以上に増えている」と言う。「フォロワーが増えるのはうれしいが、多い人が偉いとかじゃないと思うので、(大きい態度を取らずに)なるべく庶民の考えでいたいと思う」と笑いを誘った。A東京では外国籍や帰化選手とのポジション争いとなる。「(もっと試合に)出たいという思いは間違いなくあるが、僕が求められる場面とそうじゃない場面が出てくる。どういう所(ポジション)で求められているかを自分自身理解し、1秒でもプレータイムを勝ち取って、その中で仕事をやり続けたい。僕自身に求められることはハードにプレーするところだと思うので、そういうプレーを見に来てくれる人を盛り上げたい」と意気込んだ。

 今季、「人生で初めて」キャプテンを務めるザック・バランスキー選手は、「自分自身もこのチームすごく楽しみでワクワクしている。不安要素は98年トリオ(1998年生まれの選手)の仲の悪さ」と冗談めかしつつ、「スローガンである『ONE FOCUS』は、アルバルカーズ(ファンクラブ会員)中心にファンの皆と優勝するという目標が大事なシーズンだと思う。皆さんの応援の後押しが無いと僕たちが成し遂げたい目標も成し遂げられないと思うので、ぜひ一緒に戦ってください。僕たちも全力で頑張るので、今シーズンもよろしくお願いします」とあいさつした。

 昨季から国立代々木競技場第一体育館をメインのホームアリーナに移しているA東京。昨季は、クラブ主管試合でリーグ最多となる9555人を動員。ホーム30試合の平均では6065人とリーグ2位を記録した。2026年に始まる新カテゴリー「Bリーグ プレミア」参入に向けた審査として平均4000人の来場者が求められているなか、今季は会場を調整中の試合もあるが、同体育館では昨季より13試合少ない11試合を予定し、国立代々木第二体育館などを併用していく。クラブを運営するトヨタアルバルク東京の林邦彦社長は審査に向けて「ほぼ全試合満員に近いお客さまに来ていただくことが目標」と話した。

 A東京のホーム開幕戦は10月14日・15日。1万人以上の動員をめざしているなか、開幕まで1カ月程度あるが、すでに指定席はほぼ売り切れていると言い、「(W杯後の)バスケットボールブームには驚きを感じている」(林社長)と明かした。

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