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渋谷でバスケW杯パブリックビューイング プロ選手らと200人が声援送る

日本代表の得点に沸く場内

日本代表の得点に沸く場内

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 バスケットボールの世界大会「FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)2023」日本代表(Akatsuki Japan)とドイツ代表戦のパブリックビューイング(PV)が8月25日、渋谷センター街のお笑い劇場「ヨシモト∞ホール」(渋谷区宇田川町)で行われた。

麒麟・田村裕さんがMCを務めアルバルク東京・安藤周人選手らが参加した

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 日本・フィリピン・インドネシアと初の共催で同日開幕した同大会。日本での開催は17年ぶり2度目で、沖縄県の沖縄アリーナを会場に使っている。

 同劇場を運営する吉本興業(新宿区)と同大会の試合を配信するスポーツ・チャンネルDAZNの協業により実現した今回のPV。バスケットボール好きの芸人としても知られるお笑いコンビ麒麟(きりん)の田村裕さんがMCを務め、Bリーグ・アルバルク東京(A東京)に所属する安藤周人選手とマスコットのルーク、3x3・HIU ZEROCKETS.EXEに所属する佐藤マクファーレン優樹選手、NBAに関するユーチューブ番組を配信している「しゃっく」さんがゲストで参加した。

 チケットは完売し、ユニホームや応援グッズを身に着けた人など200人が来場。試合開始約20分前にPVが始まり、ドイツ代表の要注意選手などを紹介。直近の強化試合でスタメンに選ばれていたA東京・吉井裕鷹選手がベンチスタートと発表されると安藤選手が「吉井おらん」と声を上げるサプライズもありつつ、試合が始まると拍手と歓声が上がった。先制を許すも、渡邊雄太選手のシュートブロックや3ポイント(P)シュートに沸いた場内。第2クオーター(Q)には吉井選手がダンクを仕かけファウルを誘発したが、安藤選手は「いつも試合中にもダンクいけるんだったらどんどん行けよって話をしている。この国際大会であぁいった姿見せてくれたのでうれしかった」と喜んだ。

 53-31で迎えた後半。吉井選手のボールを奪うプレーから馬場雄大選手が3Pを決めるなど、日本代表の好守が続くと再び場内の熱気が上がる。しかしボールに手を出してくるドイツ代表の守備にミスが散見すると、「しょうがない頑張れ」と鼓舞する言葉も。ゲスト陣も「うまい」「敵ながらあっぱれ」とこぼすドイツ代表のバスケットに最終Qも苦しい状況が続くが、渡邊選手のアリウープダンクや富永啓生選手の3Pに歓声が上がったほか、好プレーには拍手をし、「頑張れ」「グッディー(グッドディフェンス)」など最後まで声援を送った。試合は63-81で敗れた。

 日本代表には渋谷を拠点にするBリーグ・サンロカーズ渋谷からもジョシュ・ホーキンソン選手が選ばれている。前半から個人ファウルに苦しむも、リバウンドで体を張りファウルを誘発したりシュートをブロックしたりして9得点リバウンド10本をマークした。

 A東京を応援しているという聖也さん(34)は、休みを利用して来場。「最後まで一生懸命やっていたのはすごい感動した。勝てなかったのは残念だが、すごく良い試合だった」と振り返り、「とにかく後悔しない試合をしてほしい。今までやってきたことを出し切ってくれたら。あわよくば3Pをたくさん決めてほしい」とエールを送った。

 「お客さんと一緒に楽しめた。良い雰囲気で日本代表を応援できた」と言う安藤選手。日本代表全体で苦しんだ3Pについては「ドイツ相手にやれた部分はあった。あとは決め切るだけ。プライドを持って打ち続けてほしい」と言い、「リバウンドが全員で取りに行っていないのが目に見えたので、そこは抑えないとちょっと厳しいと思う」と修正点を挙げた。試合前に「頑張れよ」とメッセージを送ったという吉井選手については「まだ硬さがあったかな。代表ではもっと生き生きしている印象がある。でも、オフェンスチャージ(=ファウル)をもらう場面もあり、嫌がるようなディフェンスはやっていた。(攻撃でも)3点とはいえ得点を取ったのは自信になったと思うので、引き続き頑張ってほしい」と話す。安藤選手は前回のW杯に日本代表として出場したが、「僕らの時は勝てなかったので、どこにでもいいので1勝してほしい」と続けた。

 日本代表は1次ラウンドでフィンランド代表(今月27日)、オーストラリア代表(今月29日)と戦う予定。

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