「原宿表参道元氣(げんき)祭 スーパーよさこい2023」が8月26日・27日、原宿・表参道周辺で開催される。主催は商店街振興組合原宿表参道欅会。
1954(昭和29)年に高知県高知市で始まった「よさこい祭り」は、数十人がチーム(連)を組み、「鳴子」と呼ばれる楽器を持ちながら披露する個性あふれる力強い踊りが特徴。原宿・表参道エリアでは2001(平成13)年に始まって以降毎年開催してきたが、2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症流行に伴い中止。昨年は規模を縮小して開催したが、今年はコロナ禍前と同じ規模で開催する。
演舞会場は、交通規制する表参道の路上(27日のみ)や明治神宮・第一鳥居前の広場、神宮開会館、代々木公園屋外ステージ、ケヤキ並木、はるのおがわコミュニティパークで開催されている「代々木の社ぼんおどり」会場の6カ所に設ける。
今年は103組が参加予定。地元原宿の「原宿よさこい連と渋谷区立原宿外苑中学校」をはじめ、皆勤賞の21回連続出場となる上總組(埼玉)や、同じく21回連続出場となる「ほにや」をはじめとする本場・高知のチーム、「実践女子大学YOSAKOIソーラン部WING」(東京)など学生チーム、ベトナム・ハノイ市を拠点に活動する「仲間よさこいチーム」など各地から参加する。一部演舞はテレビ高知がオンライン配信を予定する。
代々木公園イベント広場では高知の魅力をPRする「じまん市」を同時開催する。鳴子の販売やNHK連続テレビ小説「らんまん」の撮影地の紹介など物産展や、四万十うどん、函館ラーメン、仙台の牛タン、広島のお好み焼き、佐世保バーガーなど各地のグルメがそろう。昨年キッチンカーで出店していた飲食店もブースで出店することから料理を「早く提供できると思う」(事務局長の鬼雄次郎さん)。
エリアの飲食店で行う「原宿表参道×高知よさこいフェア」も復活。高知県産のメロンとスイカを使ったフラッペ(2,420円、千疋屋)、高知県産の限界突破ショウガを使ったマッシュルームのジュレ(680円、マッシュルームトーキョー)、土佐の地酒2種類とつまみのセット(2,200円、ぼっちりや糀薫)など6店舗で高知の食材を使ったメニューを提供する。
鬼さんは「ようやくコロナ禍前と同じ通常規模で開催ができる。今できるマックスのステージ、チーム数もマックスの規模」と話し、「4年ぶりで我々も年を取ったので、体力が持つかが皆一番心配だと思う」と続ける。
開催時間は、26日=10時~19時、27日=10時~17時30分(演舞時間は会場により異なる)。観覧無料。神宮橋周辺などは26日10時30分~19時30分と27日9時~18時、神宮前交差点~青山通りの表参道は27日11時~16時30分にそれぞれ交通規制する。