立って仮眠が取れる「睡眠カフェ」が8月22日、原宿駅近くのカフェ「ネスカフェ原宿」(渋谷区神宮前1)で始まった。
9月3日の「睡眠の日」に向けた取り組み。経済協力開発機構(OECD)が33カ国を対象に行った調査で日本の1日の睡眠時間は7時間22分と最低だった(出展OECD, Gender data portal 2021: Time use across the world)ことなど、社会的な問題となっている日本人の睡眠不足。カフェを運営するネスレ日本では、解決に向けて2017(平成29)年に期間限定企画として「睡眠カフェ」を始めて以降、2019年には大井町に常設店を出店。同店は2021年にはネスカフェ原宿3階に移転・リニューアルするなどしている。
仮眠の前にコーヒーを飲むことで起きた後のパフォーマンスに役立つといわれている「コーヒーナップ」を体験できる同企画。今回は、立ったままくつろげる仮眠用ボックス「giraffenap(ジラフナップ)」とコラボレーションし「立ち昼寝」を提案する。
広葉樹合板(北海道)が開発した商品で2024年1月ごろに発売を予定。一般への公開は今回が初となる。ボックスは近未来をイメージした「スペーシア」と森の中をイメージした「フォレスト」を用意。ボックス内では、高さや角度を調整できるパッドで頭・尻・すね・足裏の4カ所を支え、立ち姿をキープし仮眠することができる。対応身長は2メートル未満、体重100キロまで。体験時間は約30分。利用料は825円(コーヒー1杯付き)。
営業時間は11時~20時(最終日は8時まで)。予約優先。9月17日まで。