サンロッカーズ渋谷のジョシュ・ホーキンソン選手とアルバルク東京の吉井裕鷹選手が、8月25日に開幕する「FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)2023」を戦う日本代表(Akatsuki Japan)に選ばれた。今月23日のテクニカルミーティング後に確定する。
日本・フィリピン・インドネシアと初の共催で、日本での開催は17年ぶり2度目となる同大会。日本や米、仏、西、豪、セルビア、スロベニアなど32カ国が出場する。
ホーキンソン選手は1995年米生まれ。2017(平成29)年からBリーグでプレー日本国籍を取得した今年2月から日本代表として地区予選などに出場している。日本名は「鷹大(たかひろ)」で「タカちゃん」の愛称で親しまれている。
チーム最長となる身長208センチで、インサイドでのプレーはもちろん、3ポイントシュートも得意とし攻撃時にコートを広くする役割も担う。7月下旬に股関節を負傷するも、徐々に調子を取り戻しつつあり、今月19日に行われた国際強化試合では12得点リバウンド12本のダブル・ダブルに加え2度のシュートブロックでチームに貢献。どんな状況でもエネルギーあふれるプレーでチームを鼓舞する。
吉井選手は1998(平成10)年生まれ。昨年6月の若手選手を中心としたデベッロプメントキャンプに参加して以降日本代表候補として選出され続け、地区予選などで海外の選手との対戦経験を積んできた。
簡単には当たり負けしないフィジカルや身長196センチと長身ながら機動力を生かした守備に定評があるほか、「空いたら打つ」メンタルを持ち続け、日本代表が強みとしたい3ポイントシュートに加え、インサイドへのアタックなど得点も積極的に狙う。直近の国際強化試合でもスタートメンバーに選出されるなど、コーチ陣からの信頼の厚さもうかがえるほか、コートに立っていない時でも、ベンチからもチームメートに声をかける姿も印象的。
それぞれ、自身のSNSで「ワールドカップ頑張りましょう!」(ホーキンソン選手」、「頑張ってきます」(吉井選手)とコメントしている。
日本の開催地は沖縄で、1次・2次ラウンドを行う。グループEに属する日本代表は1次ラウンドでドイツ(今月25日)、フィンランド(同27日)、オーストラリア(同29日)と対戦。それぞれ地上はなどで生中継・配信も予定する。グループ内で2位以内に入ると2次ラウンドに進出できる。同大会でアジア地域6カ国の中で1位の結果を残すとパリオリンピックの出場権を得る。