大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)」のハロウィーンイベントの世界観を体験できる「渋谷スクリーム ~ハロウィーン・ホラー・ナイト~」が8月17日、渋谷ストリーム(渋谷区渋谷3)稲荷橋広場で始まった。
USJは、昨夏からコロナ禍でたまり続けたストレス解消のため「ぶっとび政策」と称して、参加者の「ストレス度」と同施設への旅行で使えるクーポンなどを引き換える「ストレス買取センター」(原宿)、子どもが旅行プランを考える子ども限定の旅行代理店「別世界ツアーズ」(渋谷)などの取り組みを、これまで都内で展開してきた。
第5弾となる今回は、秋の恒例企画となるホラー・アトラクション「ハロウィーン・ホラー・ナイト」(9月8日~11月5日)の開催に先行して、渋谷で「恐怖の絶叫とダンスの熱狂」体験ができるイベントを実施。ハロウィーン・イベントのプロジェクトリーダー、綿口眞五(わたぐち・しんご)さんは「イベントが開催される9、10月は国内旅行の需要が高まる時期。その計画を立てるのが8月だと思うので、今回のイベントをきっかけにハロウィーン・ホラー・ナイトを知ってもらい、秋に大阪に来てもらいたい」と東京方面からの来園促進を狙う。渋谷をプロモーションの場に選んだ理由について、綿口さんは「渋谷はエンタメ、ファッションなどが注目される大都市。特にZ世代が多く集まるので、彼らを通じ日本中に情報を届けてくれれば」と渋谷の情報発信力に期待を寄せる。
USJのハロウィーン・イベントといえば、ストリートゾンビと一緒に踊る「ゾンビ・デ・ダンス」が人気だが、今年はAdoさんの新曲「唱」をダンス曲に起用し、ダンスも一新する。同イベントでは、USJのダンサーが参加者に新しいダンスを教えるダンスレクチャーを行う。レクチャー中、演出としてパークから脱出したゾンビたちが突如現れると、会場のあちこちから大きな叫び声が上がり、徘徊(はいかい)するゾンビから逃げ惑う参加者の姿も。会場内に新しいダンス曲が流れると一転し、ゾンビたちがキレキレのダンスを踊り、それをまねる形で参加者も一緒に笑顔を見せながらビートに乗ってダンスを楽しんだ。
イベントに参加した大学生の女性2人は「Adoさんの新曲をCMで見て、今年はどんな踊りになるか楽しみだった。1回聴いたら忘れならない曲で、めちゃくちゃ楽しかった」と笑顔を見せた。
開催時間は18時15分~45分、20時~20時30分の1日2回。参加無料。各日10時から整理券を配布する。12歳(小学生)以下の体験は不可。天候により時間や内容などの変更・中止の場合あり。今月19日まで。