レストラン検索・予約サイト「食べログ」を運営するカカクコム(渋谷区恵比寿南3)が発表した「食べログ アイス・ジェラート 百名店 2023」に、渋谷区内の4店舗が選ばれた。
2017(平成29)年から発表している「食べログ 百名店」は、ジャンルごとにユーザーから高い評価を集めた100店を発表するグルメアワード。アイス・ジェラート部門を発表するのは今回が初めてとなる。
選出基準日6月26日の時点で、第1ジャンルが「ジェラート・アイスクリーム」または「ソフトクリーム」となっている店舗から点数上位の100店を選出。都道府県別で最多23店が選ばれた東京都の中でも、渋谷区からは最も多い4店舗が選ばれた。
レティエ(千駄ヶ谷1)は2015(平成27)年10月にオープンしたソフトクリーム&ミルクカフェで、水色の壁面にソフトクリームが垂れているようなファサードが特徴的な店舗。イートインスペース8席を用意しているが、テイクアウト利用が8割程度と多い。
同店のソフトクリームは甘さを控えめにしミルクの味を生かす。伊カルピジャーニ社のマシンを使い空気を含ませることで「口当たり良く」仕上げている。店長の青木ひろ美さんが以前パティシエとして働いていたことからトッピング系のソフトクリームを強みとしており、「1番人気」はアーモンドのキャラメリゼ、ピスタチオ、ピーカンナッツをトッピングする「はちみつと3種のナッツのミルクソフト」。
暑さが落ち着く5月や9月が最も客足が伸びるといい、平日には近隣で働く人や主婦層を中心に、週末にはカップルやファミリーが増えるなど幅広い層が利用。1人で来店する男性客も多いという。
青木さんはは選出について「食べログの評価などは見ないようにはしているので知らなかったが、おいしいと思ってもらえてうれしい」と話し、「シンプルなソフトクリームよりもトッピング系のソフトクリームの方が充実している、味わったことがないソフトクリームが食べられると思うので、ぜひ来ていただければ」と呼びかける。
そのほか、2007(平成19)年にオープンし、かりんとう・黒ごま・紫芋など季節により異なる日本各地の食材を使ったアイスを提供する「ジャパニーズアイス 櫻花(おうか)」(恵比寿1)、乳脂肪分の高い生乳の成分無調整牛乳を使った「生」アイスを提供する「白一」(神南1)、ジェラテリア「パンチェーラ」(千駄ヶ谷5、新宿タカシマヤ内)も選ばれている。