アルバルク東京(以下、A東京)が8月4日、Bリーグ2023-24シーズンを戦う新体制を発表した。
昨季から新たな指揮官を迎え、国立代々木競技場第一体育館を新たなホームアリーナに戦っているA東京。今オフは、チームのエースとして9季在籍した田中大貴選手や、ゴール下の番人アレックス・カーク選手らが退団するなど「大きな変化」(ゼネラルマネジャーの伊藤大司さん)があった。
デイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(HC)体制2季目となる今季は5選手を新たに迎え優勝を目指す。コート上の司令塔となるポイントガードは4人中3人が入れ替わった。気迫のこもったプレーや振る舞いでチームを鼓舞するベテランの橋本竜馬選手、3ポイントなど得点力の高い福澤晃平選手、アタックからの得点やアシストが強みで188センチと身長もある若手のテーブス海選手。
残る2人は身長201センチ・体重100キロのスモールフォワード・パワーフォワードでブラジル代表のレオナルド・メインデル選手、チーム最長の211センチに体重116キロのセンター、アルトゥーラス・グダイティス選手と、そろって日本でプレーするのが初めてとなる外国籍選手。グダイティス選手はアドマイティスHCと同じリトアニア出身で、アドマイティスHC率いる同国代表でプレーしていた経験があるといい、「最もプロフェッショナルなコーチの下、プレーできることはチャレンジング」とコメントを寄せている。
契約を更新したのは8人。在籍歴最長の10季目となるザック・バランスキー選手、昨季はけが人でチームが苦しい時期に体を張ったプレーを見せた平岩玄選手(6季目)、得点力に加えアグレッシブな守備でチームを引っ張る5季目の小酒部泰暉選手、フィジカルを生かした守備などプレーだけでなく松平健さんの「マツケンサンバII」をまねるなどコート外でも盛り上げた現役日本代表候補の吉井裕鷹選手(4季目)、昨季得点面を中心にチームを引っ張った青山学院大学出身の安藤周人選手(3季目)、昨季は全試合に出場しゴール下での力強いプレーや機動力を生かした守備など安定したプレーで貢献したスペイン代表のセバスチャン・サイズ選手(3季目)、攻守での献身的なプレーやコート内外でのリーダーシップでチームをまとめるライアン・ロシター選手(3季目)など。昨季練習生から本契約を掴んだ岡本飛竜選手は一度契約満了が発表されていたが、来季もA東京で戦う。「自分が 1 番望んでいたこの機会をまたいただくことができてうれしく思う」と喜びを表現している。
ファンに向けて伊藤さんは「皆さまと共に、またB リーグチャンピオンの座を勝ち取るためにも、強く、魅力のあるチームになっていくので、引き続きよろしくお願いいたします」と呼びかける。
各選手は各々トレーニングなどをしているが、チームは8月15日に始動予定。