渋谷・文化村通りに面した旧「ドン・キホーテ渋谷店」跡に8月24日開業する複合施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」(渋谷区道玄坂2)の商業エリアに出店する全テナントが明らかになった。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(目黒区)が2013(平成25)年から進めている同施設の開発。1・2階に位置する商業エリアは、ショップが軒を連ねる「商店街のような空間」に仕上げる。
出店するのは12店舗。日本初進出となる米シアトル発のバーガー店「Lil Woody’s」、ドン・キホーテのオリジナル商品ブランド「情熱価格」の商品を扱う新業態店「ドミセ」、恵比寿発スペシャルティーコーヒー店「猿田彦珈琲(コーヒー)」など7店舗はすでに発表されていた。
今回新たに発表されたのは、1990年に創業した米ベーカリー「THE CITY BAKERY」、台湾発ティーブランド「ゴンチャ」、六本木や代官山などに店舗を構えるブリトー・タコス・サラダ専門店「フリホーレス」、関東を中心に39店舗展開する洋風総菜店「eashion」、歯科医院・カフェ・ジムを併設するウェルネスサポート施設「ANDELT」の5店舗。いずれも営業時間は未発表。開業日の営業開始時間は13時。
同施設は、2017(平成29)年に閉店した「ドン・キホーテ渋谷店」跡などの敷地面積5896平方メートルの土地に整備している、地上28階・地下1階(建築基準法上地上27階、地下2階)、高さ114.8メートル(最高118.7メートル)、延べ床面積4万1767平方メートルの複合施設。文化村通りと道玄坂小路に面して出入り口(動線)4カ所を設け、施設内を通り抜けられるようにすることで、同エリアの回遊性を高める。
商業エリアのほか、3階にロビーを設け4階~10階に展開するオフィスフロア(総面積は約1万3770平方メートル(1フロア約 1740平方メートル))、11階~28階に位置するライフスタイル・ブティックホテル「ホテルインディゴ東京渋谷」(272室、8月29日開業)などで構成する。