渋谷ヒカリエ（渋谷区渋谷2）と表参道ヒルズ（神宮前4）をメイン会場に8月28日～9月2日、ファッションイベント「Rakuten Fashion Week TOKYO（楽天ファッション・ウィーク東京）2024 S／S」が開催される。一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構（JFWO）が7月25日、参加ブランドなどを発表した。

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　パリやミラノなど、ファッションブランドが最新のプレタポルテ（既製服）を披露するファッションウイークのうち、東京は「東京コレクション（東コレ）」とも呼ばれ、2020年春夏シーズンからは楽天が冠スポンサーを務める。日本のファッションビジネスの国際競争力強化を図る目的で2005（平成17）年に国策として「東京発 日本ファッション・ウィーク（JFW）」が立ち上がって以来、参加ブランド数は500を超え、国内外で日本ブランドの人気や認知を広げてきた。

　2024年度のテーマは「OPEN, FASHION WEEK」。オンラインで新作を発表するブランドが多かったコロナ禍を経て、昨年からフィジカル発表も増えたことから、多方面からの「OPEN」の創出を目指すという。参加ブランドは50ブランド（7月25日時点）で、うち13ブランドが初参加、海外からは7ブランドが参加。メイン会場を中心に、ランウェーなどでのフィジカル発表は35ブランドに上る。

　楽天グループが支援するプロジェクト「by R（バイアール）」でのショー参加は、今回は「A BATHING APE ®（ア ベイシング エイプ）」（8月31日）が決定。同ブランドの東コレ参加は初めて。

　初日となる8月28日、渋谷ヒカリエ8階「ヒカリエホールA」でショーを開くのは、今回が東コレ初参加となる「KANAKO SAKAI（カナコ サカイ）」。2023年度からJFWOが日本から世界に向けた新たなデザイナー支援施策として設ける「JFW ブランドサポートプログラム」のフィジカル部門「JFW NEXT BRAND AWARD」の支援ブランドとして開幕を飾る。表参道ヒルズ「スペースオー」には初日、デザイナーの後藤凪さんと田中睦人さんによる「NaNo Art（ナノアット）」が、同じく東コレ初参加ブランドとして登場する。

　8月25日には「前夜祭」企画として、表参道のイベントスペース「WALL&WALL」（港区南青山3）でイベントを開催。「解放」をドレスコードに、一般参加も受け付ける。開催時間は18時～21時。入場料2,000円（ドリンクチケット2枚付き）。同スペースでは8月14日～18日、3次元の表現で描かれたフル3DCGによる今シーズンのキービジュアルを中心にAIを活用したメディアアートなども展示する（11時～18時）。