大宮エリーさんの個展「『海はたのしい気持ちをくれる』展 Love from the Sea」が7月11日から、表参道駅近くの複合文化施設「スパイラル」(港区南青山5)1階のスパイラルガーデンで開催される。
1975(昭和50)年大阪生まれの大宮さんは、広告代理店勤務を経て2006(平成18)年に独立。同年、「海でのはなし。」で映画監督デビューし、翌2007(平成19)年からドラマの脚本や作家、CMディレクターなど幅広く活動する。
2012(平成24)年、モンブラン国際賞受賞を受賞したベネッセホールディングス名誉顧問の福武總一郎さんへの「お祝い」として東京国立博物館・法隆寺宝物館でライブペイントを依頼されたことをきっかけに絵画制作を始め、2016(平成28)年には美術館で初めての個展を開催。以降、国内をはじめパリやロンドンなどでも展示してきた。
夏を意識し「気持ちのいい空間」に仕上げるという同展。大宮さんはスキューバダイビングのインストラクターの経験などから海を「私自身の心と体で深く交流してきた存在」と位置付け、海の中で感じた「言葉にならない感覚」を描いた作品を展示するという。
会場では、読み込むとオリジナルの音声ガイドにつながるQRコードを用意。作品解説のほか、絵とリンクする詩の朗読も用意する。
開催時間は11時~20時(初日は19時まで)。入場無料。今月24日まで。