シブヤ経済新聞の2023年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、渋谷・幡ヶ谷の公衆トイレがリデザインされたことを紹介した記事だった。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 渋谷・幡ヶ谷に東大生産技術研究所教授ら手がけた公衆トイレ(2/22)
2. 道玄坂2丁目を「街並み再生地区」に 都が指定、エンタメ施設誘導など促進(6/8)
3. JR山手線・渋谷駅に「島式」新ホーム 53時間超に及ぶ工事終え供用開始(1/9)
4. 笹塚駅前に新公共トイレ 設計250カ所超の小林純子さんが手がける(3/10)
5. 米人気バーガーチェーン「In-N-Out」、恵比寿に一日限定店 長蛇の列も(6/7)
6. 神宮前交差点の再開発、名称は「ハラカド」に 銭湯やフードコート整備(5/30)
7. 渋谷駅東口「宮益坂地区」大規模再開発の都市計画決定 大山街道再整備も(4/12)
8. JR山手線渋谷駅、線路切替工事始まる 内・外回りホーム同一化へ(1/7)
9. 渋谷・桜丘エリア再開発、施設名は「Shibuya Sakura Stage」に 来夏まち開きへ(2/9)
10. 渋谷「MARUZEN&ジュンク堂書店」閉店迫る 最後のフェアも(1/24)
1位の公衆トイレは、日本財団が展開した渋谷区内の公衆トイレを建築からリデザインする「THE TOKYO TOILET」の一カ所。東京大学生産技術研究所のマイルス・ペニントン教授と同大「DLXデザインラボ」がデザインした。4位の記事も同プロジェクトの一カ所を紹介する記事で、同プロジェクトへの関心の高さが伺えた。
2位は道玄坂2丁目地区が「街並み再生地区」に指定されたことを伝えた記事で、今後の再開発や再整備に向けたガイドラインに注目が集まった。原宿・表参道の「東急プラザ原宿『ハラカド』」(6位)や、宮益坂下交差点を中心とした「宮益坂地区第一種市街地再開発事業」(7位)、桜丘エリアの複合施設「Shibuya Sakura Stage」(9位)など、ランキングには再開発に関する記事が複数ランクイン。駅周辺の再開発と同時に進められているJR山手線・渋谷駅の改修工事を取り上げた記事も、3位と8位に入った。
1月31日には東急百貨店本店が、同施設を含む周辺一帯の再開発のため55年にわたる歴史に幕を閉じた。同店閉店に関する記事も多くのPVを集め、10位には同店に出店していた「MARUZEN&ジュンク堂書店」の閉店の記事がランクインし、11位にも営業終了が迫ることを伝えた記事が入った。
そのほか、米人気ハンバーガーチェーン「In-N-Out BURGER」の一日限定店の記事は、恵比寿駅近くに長蛇の列ができたことなどを伝え、5位にランクインした。