一般財団法人渋谷区観光協会はその分野に精通した人が専門知識を生かしながら渋谷区の観光を盛り上げる役割を担う本年度の「観光フェロー」に、6人を任命した。
音楽グループ「ホフディラン」のメンバーで原宿エリア出身の小宮山雄飛さんら6人が務める観光大使は、同協会の活動全般を一緒に推進・発信していく役割。一方で2020年に新設した観光フェローは、特別研究員のような役割・立場として就任した個々人が得意とする分野の知識を生かしながら渋谷の街を自ら研究・発信する役割。
具体的な活動としては、渋谷の情報発信・PR、同協会主催イベントや事業への協力、地域イベントへの協力やPR協力、区内での啓発活動への積極的参加などを定めている。
本年度は初めて公募し、集まった人たちの中から任命した観光フェローは以下の6人。同協会の観光案内所を運営するなど渋谷でも観光ビジネスを展開している大森峻太さん(担当分野=観光・インバウンド・ナイトタイムエコノミー)、渋谷芸術祭などでも作品を展示した経験のあるアーティストでBXMライダーやモデルなどでも活動する福島滉平さん(同=音楽・アート・スポーツ・Z世代・ゲームほか)、廃棄される花「ロスフラワー」を使ってアクセサリーやオブジェの制作、店舗空間装飾などを手がけている河島春佳さん(同=アート・SDGs・ファッション)という初年度から観光フェローを務めている3人に加え、元サッカー選手でトランスジェンダーの3人組「ミュータントウェーブ。」メンバー(フォウ=ダイバーシティ&インクルージョン・SDGs・ファッション・ウェルネスほか)、渋谷フクラス1階の観光支援施設「shibuya-san」のスタッフリーダーでドイツ出身のMiriさん(同=観光・インバウンド・ダイバーシティー&インクルージョン、食ほか)、アニメ「東京リベンジャーズ」の渋谷を拠点にする不良集団「東京卍會(まんじかい、通称「東卍」(トーマン)」の総長「佐野万次郎」(同=ゲーム・アニメ・漫画)。
任期は2024年3月31日まで。