南青山の岡本太郎記念館(港区南青山6、TEL 03-3406-0801)開館25周年記念企画展「令和の蔵出し」が7月13日から開催される。
故・岡本太郎さんの自宅兼アトリエを活用した同記念館は、公私にわたるパートナーの故・岡本敏子さんが太郎さんが亡くなった2年後の1998(平成10)年に開設。これまでに84本の企画展を開催し、延べ90万人が来場したという。
太郎さんは生前、完成品のほぼ全てに相当する1800点を生誕の地である神奈川・川崎市に寄贈している。同館では主に未完成の作品やマルチプルなどの作品や下絵、関連資料などを所蔵している。
これまでに開催した企画展で収蔵作品の大半は展示してきたというが、同展では、1950年代初頭の油彩や未発表彫刻の原型、モニュメント拡大用の原型、幅5.5メートルのじゅうたん、油彩など、まだ一度も展示していない作品や開館後に寄贈を受けた作品などを「蔵出し」する。
開館時間は10時~18時。入場料は、一般=650円、小学生=300円ほか。火曜休館(祝日の場合は開館)。11月26日まで。