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渋谷パルコ、開業50年 山口一郎さんら出演企画など順次記念イベントも

渋谷パルコのエントランス

渋谷パルコのエントランス

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 渋谷・公園通りの商業施設「渋谷パルコ」(渋谷区宇田川町)が6月14日、開業50周年を迎えた。

オープン35周年の「SHIBUYA CLUB QUATTRO」エントランス

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 1973(昭和48)年にパート1が開業した同施設。パルコはイタリア語で「公園」を意味し、同施設の開業をきっかけに、それまで区役所通りと呼ばれていた通りが「公園通り」となった。隣接して1975(昭和50)年にパート2、1981(昭和56)年にパート3を出店し3館体制で営業。パルコの旗艦店として、新進気鋭のファッションブランドを積極的に誘致してきたほか、ミュージアムや劇場も併設し文化発信も行ってきた。

 渋谷での3館体制は、パート2がビルの耐震補強問題を受け2011(平成23)年に閉館。パート1とパート3は建て替えのために2016年8月7日に43年の歴史にいったん幕を閉じ、2019年11月に新施設として再オープンした。

 同館では同日から開業50年企画を展開。10階のマーケット型飲食空間「ComMunE」では今月27日と28日に記念イベントを開催。ライブストリーミングスタジオ「DOMMUNE」と2019年のリニューアルオープン時に館内のBGMを監修するなどした小山田圭吾さんのソロプロジェクトCornelius、バンド「サカナクション」の山口一郎さんが登場する。150組300人を招待する予定で、応募方法は今月15日に同館のインスタグラムで紹介する。

 1階のポップアップスペースには、ファッションブランド「ヨウジヤマモト」の新しいメンズブランド「Y’s for men」のポップアップストアが全国展開に先駆けてオープン。同館50周年を記念した半袖シャツも限定販売している。

 地下1階の飲食を中心としたフロア「CHAOS KITCHEN」の対象店舗で今月14日~18日にフードメニューを注文した客にはオリジナルステッカーを配布。同ステッカー持参客には同期間(各日17時~)、対象店舗でドリンク1杯を50円で提供する。

 50周年を記念し、アートディレクター・グラフィックデザイナーの井上嗣也さん、フォトグラファー吉田多麻希さん、コピーライター渡辺潤平さんがキャンペーンビジュアルを制作。「まだ世の中に知られていない物事を発掘し、発信する」という同館の姿勢を表したコピー「DISCOVER UNKNOWNS」を掲げると同時に、「未知なるものを発見するに欠かせない」目と、それに呼応する円形の「オブジェクト」を対にグラフィックを制作。「渋谷PARCO50th」ロゴは、「5」の部分はパルコロゴの「C」、「0」の部分はパルコロゴの「O」で表現している。エントランスなどに掲出。50周年イベントは今後も年内は展開していく予定。

 パルコが運営する渋谷のライブハウス「SHIBUYA CLUB QUATTRO」は今月28日にオープン35年を迎える。6月~11月にかけて、かねて同所に出演しているアーティストや「Z世代から支持を集める」アーティストなど50組が出演する30公演以上を企画している。

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