渋谷・文化村通りに面した旧「ドン・キホーテ渋谷店」跡の複合施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」内に開業するホテル「ホテルインディゴ東京渋谷」（渋谷区道玄坂2）の開業日が8月29日に決まった。

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　英IHG ホテルズ＆リゾーツが展開するライフスタイル・ブティックホテルブランド「インディゴ」は、その街や土地の歴史や文化を、ホテルのデザインやアート、サービスなどを通して紹介。開業予定を含め世界各地に270軒を展開している。

　日本国内では同社とANAホールディングスが業務提携し立ち上げたジョイントベインチャー会社IHG・ANA・ホテルズグループジャパン（港区）が同ブランドやインターコンチネンタルなどのホテルを展開している。「インディゴ」ブランドは、国内では箱根、軽井沢、犬山（愛知県）に続く国内4軒目で、首都圏初の出店となる。

　施設13階～23階に位置する客室フロアには272室を設ける。3階はカフェを設け、コーヒーやワッフルなどを提供。11階はレストランを展開。アートを展示する空間で地元の食材を使い和テイストを加えたメニューを提供するほか、バーでは手作りのカクテルをラインアップ。屋外テラスも設ける。ホテルのロビーとなる12階にはジムも併設する。チェックイン時間は15時、チェックアウト時間は11時。

　「道玄坂通 dogenzaka-dori」はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス（目黒区）が2013（平成25）年から進めてきた開発事業。2017（平成29）年に閉店した「ドン・キホーテ渋谷店」跡などの敷地面積5897.4平方メートルの土地に、地上28階・地下1階（建築基準法上地上27階、地下2階）、高さ114.8メートル（最高118.7メートル）、延べ床面積4万1767平方メートルの複合施設を整備。ホテルのほか商業エリア、オフィスを展開する。出入り口（動線）は文化村通りと道玄坂小路に面して4カ所を設け、施設内を通り抜けられるようにすることで、同エリアの回遊性を高める。同施設の開業は8月24日。