米大リーグ(MLB)「エンゼルス」で活躍する大谷翔平選手のホームランセレブレーションで話題を集める通称「ホームランかぶと」を作る甲冑(かっちゅう)メーカー「丸武産業」(鹿児島県薩摩川内市)の商品を扱う期間限定店(渋谷区神宮前4)が6月2日、表参道にオープンした。
MLBでは、ホームランを放った選手がベンチに戻ってくる際、各チームが趣向を凝らした「お祝いパフォーマンス」を行う光景も見どころの一つになっている。大谷選手が所属するエンゼルスでは今年4月から、ホームランを祝う際に日本製のかぶとが登場し、パフォーマンスとともにかぶとを製作する丸武産業にも注目が集まっていた。
今回、古物商として美術品などの鑑定・販売や買い取りを行う明王(千代田区)が、丸武産業のかぶとを扱う1カ月限定の店を、表参道から一本入ったビルの2階に開いた。店名は「SAMURAIYA」。初日のオープニングセレモニーには、丸武産業の田ノ上智隆社長が出席し、エンゼルスが使うものと同じ「ホームランかぶと」を持参。かぶとはこの日限定でお披露目された。
現在、店頭ではホームランかぶとと同型で上位モデルとなる甲冑(全身=150万円)を展示・販売。ホームランかぶとの前立てには「獅子」が鎮座しているのに対して、展示しているモデルは「龍」が頭上を飾るなど、仕様は異なる。そのほか、戦国武将の甲冑なども合わせ計6領を取りそろえ、いずれも試着できる。ホームランかぶと(かぶとのみ33万円、全身78万円)の注文も受け付ける。
営業時間は12時~18時。7月2日まで。