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表参道に「BAFUN」テーマのカフェ 引退競走馬支援など手がける企業が出店

馬を連想させる要素を取り入れた店内

馬を連想させる要素を取り入れた店内

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 馬ふん堆肥で作られた食材を使った料理を提供するカフェダイニング「BafunYasai TCC CAFE」(渋谷区神宮前5、TEL 03-5962-7267)がオープンして1カ月がたった。

野菜とベーコンのマリネのサラダ

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 引退競走馬の支援やホースセラピーの活動などを手がけているTCC Japan(滋賀県)がコンセプトショップとして出店した同店。同社は滋賀・栗東市に自社施設を構えているが、人口やアクセスの面で「気軽に集える場所ではない」ことなどから、東京で自社の活動を発信する場を持ちたいと考えていた。「日々の生活行動の中でつながれたら」と飲食店で出店した。

 路地に位置する店舗の面積は、店内68平方メートル、テラス18平方メートル。席数は店内28席、テラス6席の計34席。内装には馬や野菜などから着想し自然素材を使うほか、白や土色などを基調に落ち着いたナチュラルテイストに仕上げた。レモンの木などを植えているテラスには、馬房に布団代わりに敷くウッドチップをあしらうほか階段には馬の足跡をデザインするなど、馬を感じさせる工夫も取り入れている。

 同店は、馬のふん「BAFUN」をテーマに、直接農家に足を運んで選んだ「馬ふん堆肥」で作られた野菜や果物、小麦、米などをメインに使ったメニューを提供する。メニューは、マッシュルーム3種類やグリル野菜、十勝産ラクレットチーズのプレート(1,800円)、北海道・帯広の「ますやパン」のバゲットを添えるマッシュルームのアヒージョ(1,300円)、野菜とベーコンのマリネのポテトサラダ(1,200円)、十勝牛のビーフシチュー(2,200円)、マッシュルームと季節野菜のペペロンチーノ(1,600円)など。

 ランチ(15時まで)にはスープや選べるメイン、ドリンクのプレート(2,530円)を用意。カフェタイム(14時~17時)にはコーヒー(550円)やイチゴやバナナなど果物のスムージー(800円)などのジュース、ドリンクとニンジンケーキ(ドリンクに追加350円)のセットなどを提供する。客単価は、ランチ2,500円、ディナー5,000円。

 土曜・日曜の競馬開催中(10時~16時30分)は店内スクリーンでの競馬中継を放映している。チャージ料は1,000円。

 店内には、馬に関する書籍を用意する本のコーナーや物販エリアも併設。馬ふん堆肥で作られた野菜や果物の加工品、ロゴ入りのカップ(3,300円)、馬ふんペーパーのポストカード(880円)など同社のオリジナルグッズやカフェオリジナルグッズを販売。馬の神様で知られる滋賀の賀茂神社と連記し、同神社でおはらいをしたオリジナルの絵馬(1,200円)を用意し、店内で奉納できるようにし、その後同神社に奉納する。

 店舗では、同社の馬(週替わり)がARで見られるスタンプラリーも展開。アプリ「COCOAR」のカメラでランチョンシートの画像を読み込むとARが見られ、スタンプラリーに参加することができる。

 オープン後は、遠方からも含めて同店を目指して来る同社のファンクラブ会員をはじめ、近隣で働いている人や来街者など通りがけで入店する人、競馬を見に来る人など、女性が多いというが、男女共にさまざまな客層が来店しているという。

 営業時間は11時~17時(金曜・祝日は22時まで、土曜・日曜は10時~22時)。火曜定休。

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