短編人形アニメーション「こまねこ」の制作作業が6月1日から、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)8階のギャラリー「ほぼ日曜日」で行われる。
山の上で「おじいさん」と暮らしているものづくりが好きな猫の女の子を主人公にした同作品は、人形を少しずつ動かし写真24カットで1秒が作られるコマ撮りアニメ。2003(平成15)年に東京都写真美術館で開催された映像の作成過程を紹介する展覧会で、NHKのキャラクター「どーもくん」を生み出したFIELD MANAGEMENT EXPAND(神宮前5)ドワーフ事業部のスタッフチームが、制作・撮影し上映された「こまねこ はじめのいっぽ」が始まり。
新作「こまねこのかいがいりょこう」を公開撮影する展覧会となる同展。会場には壁で囲んだアトリエを設営し、壁にはいくつかの「穴」を作ることで、来場者が制作現場をのぞき見ることができるようにする(初日以外の月曜と木曜は撮影しない)。
どーもくんやドワーフがソニー・クリエイティブ プロダクツが共同制作した「なまいきヴォルク」など、これまで手がけてきた作品の人形を展示。こまねこは人形だけでなく、絵コンテや作品に登場する小道具も並ぶ。
場内には「喫茶こまねこ」を開き、作品の主人公「こまちゃん」が「好きな」オレンジジュースと、「大人ぶって」飲んでいるコーヒーや、「こまねこ饅頭(まんじゅう)」などを提供。コーヒー注文客には、作中でコーヒーが登場するシーンのステッカーを進呈する。
時間は11時~20時。入場無料。6月25日まで。