空手などのマーシャルアーツ(武芸)やキックボクシングなどのクラスを設ける道場・ジム「SWEET BITTER STUDIO(スウィート・ビター・スタジオ)」(渋谷区神宮前6)が4月29日、原宿にオープンした。
2006(平成18)年に山口雄史さんが立ち上げた独立団体「無拳流空手道」の新拠点。これまで麻布や広尾に道場を構え、2012(平成24)年には青山通りに出店。その後、2014(平成26)6月に渋谷3丁目に移転し、外国籍の会員も多く所属する「インターナショナルな雰囲気」(山口さん)のなか、キッズを含む空手クラスを展開してきた。
このほど新たに開いた原宿の拠点は、原宿駅からほど近い表参道沿いのビル「マンション31」の地下1階に位置する。空手に加え、キックボクシングやボクシングなどの立ち技も合わせた「マーシャルアーツ・エクササイズ」を提案。スタジオ名の「SWEET BITTER」は、「一瞬の輝きのために長い辛苦に耐えて努力するアスリートのような『人生の光と陰』に、マーシャルアーツを通じて寄り添いたい」という山口さんの思いを込めたという。
空手、キックボクシング、ボクシングなど、いずれも基礎的なテクニックに重点を置き、キッズは空手のクラス、成人やユース世代は、空手に加え初心者向けのボクシングとキックボクシングのクラスをそれぞれ設ける。いずれも蹴りや突きを相手に当てないノンコンタクト(寸止め空手)を主体とし、新たな設備として、シャドーやサンドバッグ、スパーリングなどで会員が常時使える「リングスペース」も設ける。クラスは「マットスペース」で行う。
料金は、大人=入会金1万3,200円、月額1万6,500円(男性)、1万1,000円(女性)、プライベートレッスン1万1,000円(1時間、1人当たり)、キッズ=入会金1万3,200円、月額1万2,000円(週1回)、1万7,000円(週2回)、2万2,000円(週3回)ほか。キッズは幼児クラスと小学生クラス、上級~高学年・中学生クラスなどを設ける。
山口さんは「武道は楽しくするものだという思いがある。海外だと親子で一緒にすることが多く、3世代でクラスを受ける人もいる。苦しいというイメージもある空手だが、マーシャルアーツは競争ではないという哲学があり、いろいろな人種、年代で分かち合えるので、日本でもカルチャーとして根付かせたい」と話す。