写真家でエッセーストのハービー・山口さんの写真展「We will be alright!なんとかなるさ。」が5月19日から、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)地下1階のギャラリー「GALLERY X BY PARCO」で開催される。
1993年にモロッコで撮影した写真と1983(昭和58)年に京都で撮影した写真
山口さんは1950(昭和25)年東京都出身。大学卒業後、渡英し10年以上ロンドンで過ごした。写真は「生きる希望」という一貫したテーマを掲げ、国内外のアーティストや市井の人々をモノクロームのスナップとポートレートという手法で撮り続けている。
渋谷パルコでは、帰国間もない1986(昭和61)年に初の写真集発売を記念して写真展を開いている。今回も、今月18日に発売する展覧会と同名の作品集発売に合わせて写真展を開催する。
山口さんは、これまで撮影してきた写真の中で、撮影年代や撮った国などが違うにもかかわらず写っている人のしぐさや構図などに「共通点がある写真」があることに気が付いたという。会場では、2004(平成16)年に都内で撮影した写真と1974年にフィンランドで撮影した写真、1993年にモロッコで撮影した写真と1983(昭和58)年に京都で撮影した写真など、全作品を2枚で1セットの「対」にして展示する。
会期中には、会場で作品集や作品購入客を対象に山口さんのサイン会を行う。
営業時間は11時~21時(最終日は18時まで)。入場料は500円。未就学児無料。今月29日まで。