「私たちの2050年とフェアトレード」をテーマにフェアトレードを啓発するポップアップストアが5月12日から、渋谷の複合施設「渋谷スクランブルスクエア」(渋谷区渋谷2)7階イベントスペースで開かれる。主催はNPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(中央区)。
同NPOではフェアトレードをアピールする「フェアトレード月間」となる5月、各地でキャンペーン「ミリオンアクションキャンペーン2023」を開催。同イベントでは、青山学院大学(渋谷4)総合文化政策学部の「フェアトレード・ラボ」の学生と協力しポップアップを展開する。同大は、一般社団法人「日本フェアトレード・フォーラム」が認定する、世界で200以上の大学、国内5大学が加盟している「フェアトレード大学」でもある。
店内では、フェアトレード商品としてコーヒー、チョコレート、クッキーなどを、紹介コメントを添えて販売。同大生のほかフェアトレード活動に携わる学生たちが接客。「2050 年に描く世界」をテーマに学生 500 人の声を集めた付箋を集めたメッセージパネルや、フェアトレードを生活に気軽に取り入れられるようにイラストなどを交え、フェアトレードを分かりやすく解説したパネルやバナーなども展示する。
提供するアイスコーヒー「2050 年コーヒー」は、2050年にコーヒー(アラビカ種)の生産量が50%減少するといわれていることから、通常グラスに入っているコーヒーの量を半分に減らしたもの。料金は寄付制。
世界フェアトレード・デーとなる今月13日には、キャンペーンのアンバサダーを務めるスキージャンプ選手の高梨沙羅さんと、タレント末吉里花さんによるトークイベントを開く。フェアトレードとライフスタイル、スポーツのつながりなどについて話す予定(予約不要)。
開催時間は10時~21時。今月23日まで。