「渋谷から世界へ」を掲げ、英会話や動画制作、SNSマーケティングなどのカリキュラムを導入する「渋谷女子インターナショナルスクール（シブジョ）」の第1期生による入学式が4月28日、同校が校舎を構える商業施設「東急プラザ表参道原宿」（渋谷区神宮前4）6階の屋上テラスで行われた。

制服姿で登場したゆうちゃみさん

　晴天の下、原宿の中心街にある屋上ウッドデッキを会場に行われた入学式には、ベージュのブレザーにブラウンのチェック柄プリーツスカートを合わせた制服を、金髪やキラキラとしたネイルなど思い思いのスタイルで身に着けた新入生10人が出席。「世界中の人々を救えるほど大きな影響力を持ちたい」「日本一、世界一、シブジョでの高校生活を謳歌（おうか）したい」などと抱負を語った。

　同校で学校長を務めるのは、90年代に一世を風靡（ふうび）し、休刊後2018（平成30）年に復活した雑誌「egg」元編集長の赤荻瞳さん。赤荻さんは同校を経営する、マーケティング事業などを手がけるエムアールエー（渋谷区渋谷1）の社長でもある。新入生や保護者、集まった報道陣らを前に祝辞を述べ、「次世代をリードし世界へ羽ばたく人材を育成する独自のカリキュラムを展開する」と教育方針に触れたほか、「私からのお願い」として「仲間を大事にしてほしい。渋谷で出会った仲間たちの存在があったから私の夢もかなえられた。自らのアイデアで工夫して行動し、ハイスピードで成長していってほしい」と生徒らに語りかけた。

　今後特別講師を務めるモデルでタレントのゆうちゃみさんも来賓の一人として参加し、「初めてだった」という祝辞を披露。「読めない漢字があって大変だった」としながらも、「私が渋谷という街で多くのプロフェッショナルな方々に出会ったように、この街で新しい出会いがあったり、影響を受けたりしていくことになると思う。時には困難になることもあると思うが、一丸となって困難に立ち向かい大きな成果を上げることになるのを願っている」などと激励した。

　ゆうちゃみさんは後半、SNS投票なども行い「日本一かわいい制服にしたかった」（赤荻さん）という同校の制服に身を包んで登場。「めっちゃ最高。上品でJK（女子高生）のキャピキャピ感も残しているのが好き」と絶賛し、「自由な校則が多い。科目も普通の学校にはないものがあって、JK（女子高生）だったら入りたかった」と話した。赤荻さんも「ありがとうございます」と続き、「渋谷にはいろいろな可能性がある。渋谷で全力で何かをしていれば夢やビッグなチャンスをつかめる。渋谷の街に恩返しもしたい」と校舎を構えた場所へのこだわりを明かした。

　同校は同施設4階に校舎を構え、高卒資格が取れる授業も組み込む。講師には、DJ・コンテンツクリエーターの植野有砂さん、人気ヘアサロン「ISM」代表の吉田潤さん、ヘアメーク・スタイリストkobaさん（以上、特別講師）をはじめ、フォトグラファー山城昌俊さん（写真）、Meg and Hinaさん（英会話）、指男さん、寺田祥吾さん（以上、TikTok）、デジタルクリエーター斎藤綾乃さん（ユーチューブ）などが名を連ねる。