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渋谷パルコで箭内道彦さん率いる「風とロック」20周年記念展

場内のモニターでは過去に撮影したアーティストや俳優たちの写真などを上映

場内のモニターでは過去に撮影したアーティストや俳優たちの写真などを上映

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 「風とロック」設立20周年を記念した展覧会「風とロックで みんな笑ってる」が4月28日、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)4階の「PARCO MUSEUM TOKYO」で始まる。

「月刊 風とロック」のアーカイブを読むことができる

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 2003(平成15)年5月2日、クリエーティブディレクターの箭内道彦さんが設立した同社。さまざまな企業の広告を手がける一方、2004(平成16)年にラジオ番組「ラジオ風とロック」の放送を始め、翌2005(平成17)年にはフリーペーパー「月刊 風とロック」を創刊。以降、箭内さんの故郷・福島でのロックフェスや表参道ヒルズで同誌創刊100号を記念した展覧会を開くなどしてきた。

 パルコ関連では、風とロック設立前の1997(平成9)年・1998(平成10)年ごろ、箭内さんはパルコの「デモCM」を勝手に作り担当者に送った経験があるという。実際のCMに採用されることはなかったが、2001(平成13)年に広島パルコ新館オープンの広告を担当。同社設立後はグランバザール、旧渋谷パルコ閉館時などの広告を手がけ、2014(平成26)年からは、パルコのCMで流れるコーポレートメッセージ「SPECIAL IN YOU.」のナレーションも箭内さんが担当するなどしている。

 会場では、亀田誠治さんプロデュース、宮藤官九郎さん作詞、斉藤和義さん作曲、故・樹木希林さん、故・忌野清志郎さん、TOSHI-LOWさん(BRAHMAN)、山口隆さん(サンボマスター)さんらがボーカルとして参加した「風とロックの主題歌」を流すほか、過去に撮影したアーティストや俳優たちの写真などをモニターで上映。タワーレコードのコーポレートボイス「NO MUSIC, NO LIFE.」を配したミラーも展示する。初の試みとして、「月刊 風とロック」のバックナンバーを集積し、来場者が手に取って見られるようにする。

 会期中は連日、高橋優さんや石川さゆりさん、オダギリジョーさんなど同社にゆかりの深いアーティストや俳優を招いたトークショーを同館10階の「ComMunE(コミューン)」で開催。入場チケット購入者を対象に、その日の観覧参加整理券を先着で配布する(5月6日・8日以外)。

 同社が手がけてきた仕事のアーカイブの一部やゆかりの人たちからのメッセージなどを収めた公式ブックレット(1,000円)をはじめ、同誌の表紙のポストカードセット(1,000円)、箭内さんのアクリルスタンド(1,500円)などのグッズを販売する。

 箭内さんは「ようやく成人式を迎えられたのも皆さんのおかげ。風とロックは自分一人のものじゃなく、(風とロックを)構成する人たちは何千人といるので、皆さんに『おめでとうございます』と言いたい」と話し、同展については、「振り返る展覧会はやりたくなくて、今必要なものを展示して未来を創ることをしたかった。それが何かと言えば笑顔。風とロックは、みんな油断して笑いまくっているので、(会場に)それをたくさん並べて全身で浴びることで、この世界の笑顔がちょっとだけ増えたらうれしい」とも。

 開催時間は11時~21時。入場料は500円(小学生未満無料)。5月8日まで。

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