菓子・食品メーカーカンロ(新宿区)のポップアップストアが4月28日、渋谷の複合施設渋谷スクランブルスクエア(渋谷区渋谷2)7階のイベントスペースにオープンした。
同社が2021年にオープンしたオウンドメディア「Kanro POCKeT(カンロポケット)」を体感できるリアルショップとなる同店。同サイトは新型コロナの影響で、当時2店舗あった直営店「ヒトツブカンロ」が営業できない状況になったことをきっかけに立ち上げたのが始まり。ASMR(目や耳からの刺激気持ちよく感じる反応)の流行もあり、食感に特徴のある商品を中心に売り上げに「手ごたえを感じた」。さらに、昨年は前年の倍ほどの売り上げを記録したという。
今後常設店を増やすためのリサーチや、地方の人などへのアプローチを図りポップアップショップの出店を進めていく考えで、渋谷はその最初の店舗となる。「東京の真ん中のイメージ」であることや、「発信力の強い人が集まる」ことなどから出店場所を決めた。
店舗では、価格設定などに制約のある一般流通とは異なる、「既存の枠にとらわれない」発想やテーマで開発しているカンロポケット・ヒトツブカンロ限定商品を販売する。商品は、外はパリ、中はしっとりした食感の「グミッツェル」、グミッツェルから派生したマシュマロ「mofuwa」のほか、夜空をイメージした青色の丸いラムネと星型のラムネで、ラムネを詰める専用の瓶も用意する「ホシイリラムネ」、雑貨店「サルビア」とコラボレーションした商品など。
グミッツェルBOX6個セット、mofuwaBOX6個入りセットは整理券を配布(8時~10時に地下1階渋谷ヒカリエ側エントランス前)して販売。ホシイリラムネ購入者の中から抽選で1日5組、同施設屋上の展望施設「SHIBUYA SKY」当日入場券を進呈するなどの企画も用意している。
グミッツェルのそしゃく音が聞けるASMR体験ブースを用意するほか、併設するカフェ「haishop cafe」では、ビーガン認証を得ているロングセラー商品「カンロ飴」とコラボレーション。カンロ飴で作るシロップを練り込むビーガンチーズで作るチーズバーガー(1,500円)、トマトと黒酢にカンロ飴を加えるスムージー(1,000円)を提供する。
営業時間は10時~21時。5月7日まで。同社は来春原宿エリアに直営店の出店を予定している。