写真共有アプリ「Snapcat」に4月5日、渋谷駅前広場の忠犬ハチ公像に反応する「レンズ」が登場した。
同アプリは米Snap社が提供するアプリ。エフェクトをかける「レンズ」、アバターを作れる「Bitmoji」などを使いながら撮影した写真や動画を友達らに送れる「Snap」、友達とのチャット、位置情報をシェアする「マップ」、投稿した写真や動画を24時間限定公開できる「ストーリー」などの機能がある。
「Lv1 Hachiko」という名前の同レンズは、アプリの体験を向上させることを目的としたもので、今回同像のモデルとなった秋田犬・ハチが生誕100年を迎えることから企画。同社は同像を、国内外で有名な待ち合わせ場所であることに加えて、「日本文化における忠誠心の象徴」と位置付ける。レンズをきっかけに同像を訪れる人が増えることで、ハチの物語を「知るきっかけになる可能性もある」(同社)と考える。
日本初上陸となる同アプリのAR(拡張現実)作成ツール「Lens Studio」を使い、AR技術とクリエーティブに特化したOnePlanet(千葉県)が作成した。位置情報技術を用いて、ハチ公像の近くにいるユーザーが同レンズにアクセスできるようにすることで、「より限定的で特別な」体験になると考えた。
同レンズにアクセスしてハチ公像にカメラを向けると、ハチ公像の周りに風のようなARなどが出る「風神」、雷のようなARなどが出る「雷神」になる。インカメラでは、ハチが肩の上に乗っている写真や動画が撮れる。