洋菓子店「コロンバン原宿」(渋谷区神宮前6、TEL 03-3400-3838)が4月28日、明治神宮前にオープンする。経営はコロンバン(中央区)。
日本初の本格的なフランス菓子店として1924(大正13)年に創業した同社は、銀座店などに続き1967(昭和42)年に原宿・表参道沿いに「コロンバン原宿本店サロン」を出店。当初は1階がサロンと工房、2~3階が創業者一家の住まいとなっていたが、1980年代に同店の2階に工場を設け店舗で提供するケーキを製造していた。1992(平成4)に川口工場を新築すると同時に2階の工場も統合し、以降は2・3階に本社を構えていた。
原宿本店サロンは、表参道と明治通りが交わる神宮前交差点の一角で進む再開発事業「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」に伴い、2020年に53年の歴史に幕を閉じていたが、原宿エリアでの再出店を目指していた。
新店舗はテイクアウトの店舗で、旧店からも近い明治通り沿いに位置する。取り扱い商品は約40種類。ショートケーキ(594円)やモンブラン(648円)、原宿ロール(1,080円)などのケーキを多くラインアップ。常駐するパティシエが店内で仕上げる「スペシャルショートケーキ」は、オープン時はメロンのショートケーキを用意する。
焼き菓子は、フールセック(9枚648円~)などのアソートや、プレミアムアップルパイ(15センチ1,728円)、原宿焼きショコラ(5個713円~)など、手土産・贈答品ニーズにも対応する商品をそろえる。パウンドカットケーキや、原宿エリアの自社ビルで採れた「原宿はちみつ」を使ったスイーツ、旧店で好評だったというフレンチロースト(深入りコーヒー)やカフェオレなどのドリンクも販売する。「シュー・ア・ラ・クレーム」「原宿ビッシュ」など店舗限定スイーツも扱う。
営業時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は10時~、今月30日までのプレオープン期間は11時~)。