楽器メーカー「FENDER(フェンダー)」の世界初旗艦店「FENDER FLAGSHIP TOKYO」(渋谷区神宮前1)が今夏、原宿・明治通りにオープンする。
フェンダーは1946年にアメリカで創業。主にエレクトリックギターやアンプで知られ、多くのプロミュージシャンも使っている。
フェンダーミュージックの社長でアジアパシフィック統括エドワード・コールさんは、ブランドと日本が40年以上「強固な関係を築いてきた」と振り返りつつ、同店の出店を「あらゆるギター・ベースプレーヤーをサポートし続けるための次なるフェーズ」と位置付ける。日本は「世界の音楽市場において重要な役割を担っており、フェンダーの豊かな歴史と伝統を発信するのに最適なエリア」とし、その中でも、原宿・表参道はファッション、ライフスタイルなど「さまざまなカルチャーの中心地」であることから、「このエリアから現代プレイヤーのニーズに合わせたマーケティング、製品開発、サービスを展開していく。そして、歴史と伝統を誇るフェンダーブランドをここ日本から世界へと、さらなる発展を目指していく」とコメントする。
場所は、ファッションブランド「H&M」が出店していた明治通り沿いのビル。延べ床面積は地下1階~地上3階の4フロア計323.19坪。
同店ではエレクトリックギター・ベース、アコースティックギター、アンプ、ペダル、アーティストシグネチャーモデル、楽器アクセサリーやライフスタイル関連など同ブランドや、フェンダー社が持つブランドの一つ「スクワイヤー」の商品も扱う予定。世界のビルダーたちが手がける同ブランドの最上級のギター・ベース「Fender Custom ShopTM」のオーダーも受け付けるという。
フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーションのアンディ・ムーニーCEOは、創設者の創設者レオ・フェンダーが掲げたビジョン「アーティストは天使であり、彼らに羽ばたくための翼を与えることこそが、我々の使命である」に触れつつ、「フェンダーはあらゆるステージのプレーヤーに音楽の楽しさを体感いただくために、さまざまなリソースを投資している。世界で初めてオープンする旗艦店はその一環であり、最先端の音楽体験と革新的なマーチャンダイジングを組み合わせた」などとコメント。「全国の正規取扱店での販売ビジネスにも大きな相乗効果をもたらすと考えている」とも。
営業時間は未発表。