代官山・旧山手通り沿いにスーパーマーケット「サミットストア代官山鉢山町店」(渋谷区鉢山町、TEL 03-5489-7570)が2月15日、オープンした。
首都圏を中心に店舗を展開するサミット(本社=杉並区)。総店舗数123 店舗のうち、都内90店舗目となる同店は1階と地下1階の2フロアで構成。両フロア合わせ、売り場面積は700 平方メートル。1キロ商圏内の競合に対し、同チェーンの強みとする即食商品や簡便商品の品ぞろえを充実させるほか、「生鮮商品の品質や鮮度」を売りに、周辺に多く住む若いファミリー層などの取り込みを狙う。近隣の小学校との連携や、子ども向けのイベントも定期的に展開していく予定。
1階は、総菜やベーカリーを中心に、店内で作る即食商品を主に並べる。入り口を入ってすぐのベーカリー売り場では、サンドイッチの品ぞろえを充実させるほか、人気商品だというドーナツは 8 種類をそろえ、隣接して菓子パンやデザートも展開。総菜売り場では、鮮魚・精肉部門で仕入れた原料を使った魚介や肉の総菜も投入。曜日や時間帯に応じて品ぞろえを変え、週末はファミリー層向けにフライドチキンなどの大容量商品やセット商品の品ぞろえを強化する。
すし売り場では、平日は「本まぐろ赤身」や鮮度を売りにした「活〆ぶり」を使った商品を並べ、週末は「本まぐろ中トロ」「うに」などのネタを使ったにぎりを投入。温総菜・冷総菜は、少量規格の商品を充実させ、温総菜は夕方を中心に売り場に出す。
地下1階は、青果・鮮魚・精肉の生鮮食品や簡便商品に加え、日配品や加工食品、菓子、冷凍食品を扱う。青果売り場では、店内で作るサラダやカットフルーツに加え、フルーツを使った「フルーツ杏仁(あんにん」」を新たに販売。生産者を明確にする農家直送の果実・野菜も取り扱う。主力の野菜は少量サイズも投入。近年若い世代にも人気という「焼き野菜」は、焼き芋をはじめ、季節に合わせた商品を店頭に並べる。
鮮魚売り場では、刺し身の品ぞろえを充実させる。生鮮魚を使った刺し身一点盛りに加え、中トロを盛り込んだ盛り合せもそろえ、週末はファミリー層向けに大型パックを販売。「おさかなキッチンコーナー」では、エラワタ抜きや三枚おろし、刺し身などへの加工にも応じる。店内製造の焼き魚と煮魚もそろえる。
精肉売り場では、牛肉の希少部位商品をそろえるほか、週末は盛り合せ商品の売り場を拡大し「焼き肉」売り場に。黒毛和牛は「宮崎県産尾崎牛」を取り扱うほか、同エリアでの需要を見込み、黒豚や馬刺しなども売り出す。プリマハムの加工肉「代官山シリーズ」も投入。店内製造のグリルキッチン商品は、時間帯でおかずやつまみ商品の構成比を変えて並べる。
グロサリー売り場は、若いファミリー世帯の利用を踏まえ、玩具菓子やベビーフード、アレルゲンフリー商品の売り場をコーナー化。家庭用品は、小型な売り場で必要な商品として「ラップ・ホイル・ゴミ袋」「トイレットペーパー」「ティッシュペーパー」「ペットフード」などの商品棚を優先した売り場構成とした。年間売り上げ目標は18億5,000万円。
営業時間は9時~22時。