渋谷駅周辺の工事現場仮囲いや柱を使ったアートプロジェクト「SHIBUYA IN PROGRESS」が2月16日、始まった。
渋谷区と民間企業の産官連携でスタートアップを支援するコンソーシアムShibuya Startup Deckの活動部会の一つ「文化部会」のパブリックアートプロジェクト「ENLIGHTEN(エンライトン)」の企画。
「環境美化」をテーマにした同プロジェクト。落書きなどの問題があるなか、新しい文化の啓発や、先端技術やイノベーティブなアイデアなどで来街者から「注目あふれる場所」にしてほしいと、渋谷の街頭を社会実験の場として無償提供する。
展示場所は3カ所で、渋谷駅ハチ公広場・旧東急百貨店東横店解体工事の仮囲い、渋谷駅西口とタクシー乗り場をつなぐ通路などの工事仮囲い、渋谷マークシティとハチ公広場をつなぐ横断歩道近くの柱。
今回は、応募があった19社の中から選ばれたスタートアップのEmbededd Blue(品川区)と連携して取り組む。「Anonymous Portraits」(匿名性のある肖像画)シリーズを描くKAZUSA MATSUYAMAさん、シームレスにつながる線と色で肖像画を描く三澤亮介さん、絵画をコンセプトに油絵を描く渡部未乃さんが描き下ろした11点を、プリントアウトして掲出。掲出した作品の原画は、抽選販売もする。作品周辺に設置したQRコードにアクセスして申し込む。
今月28日まで(一部作品は継続して展示)。