漫画家・いがらしゆみこさんの画業55周年を記念した現代アート企画展が2月13日、渋谷スクランブルスクエア（渋谷区渋谷2）14階のギャラリー「＋ART GALLERY」で始まる。

　いがらしさんは1950（昭和25）年8月26日、北海道旭川市出身。札幌市在住。1968（昭和43）年に少女漫画雑誌「りぼん」増刊号（集英社）に掲載された「白い鮫のいる島」でデビューし、「第1回講談社漫画賞少女部門」を受賞した「キャンディ・キャンディ」などで知られる。現在は、札幌市東区の成人式パンフレットにイラストを提供したり、道内の大学・専門学校の講師を務めたり、地元北海道で地域に根付いた活動を展開するほか、近年はアート作品(キャンバス作品)を発表している。

　「いがらしゆみこの世界 インスピレーション展　with キャロラインちゃん 55th Aniversary」と題する今回の企画展では、「キャンディ・キャンディ」などいがらしさんの原画を展示販売。

　芸能関連の撮影や美術、衣装、メイドカフェなどのプロデュースを手がける「キャロラインちゃん」が、いがらしさんの世界観を表現した特設ブースと作品を発表するほか、芸術家・丸山純奈さんとコラボレーションした作品も展開。いがらしさんに描き下ろしたコラボレーション原画も展示する予定。

　いがらしさん自身をはじめ染色造形アーティストあおきさとこさん、男性の人物画を描く砂糖みかくさん、アーティストでデザイナーの杉本憲一さん、現代美術家・中津川翔太さん、作家・林ホノカさんらが、いがらしさんにインスパイアされた作品も展示販売する。

　開催時間は10時～21時。入場無料。今月26日まで。