今年11月に完工を控える桜丘エリアの再開発事業の複合施設「Shibuya Sakura Stage」(桜丘町)の関連プロジェクトとして、渋谷の新しいカルチャーを創出する「SHIBUYA SAKURA GARAGE」が始動する。プロジェクトの「第0弾」として、レコードショップ&ラウンジが2月10日、渋谷・桜丘のアートギャラリー「SACS Shibuya Art Collection Store」(渋谷区桜丘町)に限定オープンした。
Shibuya Sakura Stageでは、音楽やゲーム、アートなどの分野のクリエーターの支援やコミュニティーの育成をすることで、新たなカルチャーの創出の場になることを構想していることから、同所の再開発事業組合に参画する東急不動産が中心となりプロジェクトを推進する。
プロジェクト「第0弾」では、同施設から近い場所に位置する同ギャラリーで、「音楽」をテーマに据える。FMラジオ局Interfmのカルチャー番組「sensor -NightOut in TOKYO-」をはじめ、タワーレコードやHMVなどのレコードショップ、CE LA VI TOKYO、WOMBなど渋谷界隈のクラブ・ライブハウス、音響機器メーカーなどと連携する。
店内では、協力する音楽施設のスタッフが「渋谷」をテーマにセレクトしたレコードなどを販売するほか、楽器・DJ機器に触れることができるスペースも用意。毎週土曜には、音楽施設のスタッフらを招いたトーク、音楽施設のスタッフらが推薦する若手アーティストのミニライブも開催予定。アンケートに答えた来場者にはフリードリンクを提供する。
併せて、「新しい渋谷」をテーマにしたコンペティションを開催。最優秀賞受賞者にはギフトカード10万円分を進呈するほか、入賞者には施設や街のにぎわい創出に向けて施設内のイベントなどで発表する機会を与えることも検討している。参加希望者は今月17日(12時)~4月2日(23時59分)にホームページから募集する。
sensor -NightOut in TOKYO-内では同プロジェクトのコーナーを設け、音楽施設のスタッフらが渋谷の音楽についてのトークや渋谷にまつわる音楽などを紹介。コンペティションの進捗(しんちょく)状況なども発信していく。
営業時間は12時~20時(土曜は16時~でレコード販売は無し)。入場無料。火曜定休。営業期間は今月26日までと4月7日~29日。