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渋谷区立北谷公園を日常的に音楽を演奏できる公園に プロジェクト始動

眉村ちあきさんが弾き語りライブを行った際の様子

眉村ちあきさんが弾き語りライブを行った際の様子

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 渋谷区立北谷公園(渋谷区神南1)を、日常的に音楽を奏でることができるようにするプロジェクト「SHIBUYA PARK MUSIC」が始動した。

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 しぶきたパートナーズ(東急、CRAZY AD、日建設計)が運営管理する同園は、地域のにぎわい創出や活性の拠点として、民間企業が管理運営を行う「Park-PFI」制度を導入。そういった背景もあり、新たなストリートカルチャーの創出や発展に寄与する園を目指す取り組みとなる。

 ライブハウスなど音楽を演奏する場はあるが、都内の公園は音楽活動が許可されていない場合が多い。表現者が気軽に音楽活動ができ、来街者が芸術に触れる機会を提供する仕組みを整えるため同プロジェクトを立ち上げた。

 かねて渋谷は音楽の街としても知られ、近くに渋谷公会堂(LINE CUBE SHIBUYA)があるほか、公園通りには複数のライブハウスが存在していた。代々木公園のケヤキ並木なども路上ライブが盛んだった時代もあったが、規制が厳しくなり音響機材を使った演奏などはできなくなっている。地域の中からも音楽を奏でられる場を期待する声があったほか、エリアの特性もあり音楽を演奏できる公園が実現できる可能性があると考えた。

 同園では2021年の開園当初からジャズやギターの弾き語り、ピアノ、DJなど園内で音楽ライブイベントを展開してきた。さらなる認知拡大や、より簡易的な申請・審査で音楽活動を可能とする仕組みを作るためにプロジェクトを始動。これまで、近隣住民やショップなどに事前に周知するなどコミュニケーションを取ったり音量のバランスを調整したり実現を模索してきた。今後も、地域と連携しながら、騒音問題やごみ問題などの課題を乗り越え同園が「ストリートカルチャーの聖地」となることを目指す。

 ホームページでは出演を希望するアーティストを受け付けている。演奏できる楽器の選定も模索しているが、遠くまで音が響きやすい和太鼓なの演奏は難しいと考える。今後は、知名度のあるアーティストだけでなく、子どもや若手アーティストの発表の場としても園内を提供することも視野に入れる。

 2月には5人組ガールズグループFAKY(フェイキー)がライブを実施。今月18日には3部制(15時3分~、17時30分~、19時30分~)でパフォーマンスを予定する。観覧無料。

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