渋谷・公園通りの大型総合スポーツ用品店「スーパースポーツゼビオ渋谷公園通り店」（渋谷区宇田川町）が3月12日、閉店する。

店頭には閉店セールを知らせるチラシを掲出している

　ゼビオ（福島県）グループのヴィクトリア（千代田区）が経営する同店は、2018（平成30）年、米カジュアルファッションブランド「ギャップ（Gap）」の路面店跡に出店。

　青を基調に「X」のネオンサインが目を引く外観の同店。売り場面積は1階～3階の3フロア計約350坪。代々木公園など「ランニング環境が整っている」ことからランニングシューズや、ストリート含めて親和性の高いバスケットボールを中心にカテゴリーを絞って商品を展開。1階はカジュアルを含めたシューズフロアにしているほか、バスケットボールフロアでは、渋谷区をホームタウンに活動するプロバスケットボールチーム・サンロッカーズ渋谷とのグッズも扱っている。

　40～50代などランニングに親しんでいる人のほか、既存他店に比べて20代の利用が多く、若年層にはスニーカーの人気が高い。コロナ以前は有名スポーツブランドの商品や日本限定品を求める外国人観光客も多かったという。

　同社が一都三県でビル内を中心に展開する都心型の「ヴィクトリア」に対し、「スーパースポーツゼビオ」は全国各地にワンフロアで1000坪程度の規模で展開しているなか、渋谷公園通り店は都心立地で同業態の認知を広めることを目的に出店。

　当初の目的であった「スーパースポーツゼビオ」を広める役割を果たしたと判断し、契約満了に伴い閉店を決めた。

　営業時間は11時～20時（日曜・祝日は19時30分まで）。同店では最終日まで店内価格から10％オフになるセールを展開。近隣店舗として、同店同様にシューズの取り扱いが充実している「ヴィクトリア新宿店」（新宿区）などを案内している。