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アルバルク東京、大阪に勝利 セバスチャン・サイズ選手はダブルダブル

17得点リバウンド13とダブルダブルを記録したセバスチャン・サイズ選手(写真中央)

17得点リバウンド13とダブルダブルを記録したセバスチャン・サイズ選手(写真中央)

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が2月4日、国立代々木競技場第一体育館(渋谷区神南2)で大阪エヴェッサ(以下、大阪)と対戦し74-66で勝利した。

大阪の中心選手を守備で苦しめた吉井裕鷹選手

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 先制を許すも、セバスチャン・サイズ選手がインサイドで力強いプレーを見せたり、好守から速攻に走りバスケットカウント(得点に加えてフリースロー)を得たり得点を重ねる。A東京のビッグマン3人は「どこにも負けないと思っている」(サイズ選手)とインサイドの強さ自信を見せるなか、「守備がセットされていないので、確率の良いシュートが生まれる。(得点を挙げる)最大のチャンスなので、チーム全体で意識している」と、サイズ選手やアレックス・カーク選手がオフェンスリバウンドから得点をつなぐ場面も多く見られた。

 24-13とリードを奪った第2クオーター(Q)は、イホール・ボヤルキム選手がインサイドへ積極的にアタックし攻撃を引っ張る。しかし、大阪の鈴木達也選手に得点やアシストを許す場面が目立ったが、デイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(HC)は、「1対1でのミスが出た」ほか、スクリーンを使った攻撃に対して仕かけたトラップを仕かけるも「(守備の)間を割られたり(トラップに)出ずにシュートを打たれたり」、守備を構える位置が「パスコースに入らずに簡単にパスが渡る」など、「穴がかなりあった」と振り返った。

 39-35と点差を詰められ迎えた後半立ち上がりは、けが人が相次ぐなかでチームを引っ張る安藤周人選手が連続得点に加えミスを誘う好守を見せリードを広げることに成功。大阪のシュートをブロックしたり、攻撃を制限時間いっぱい守ったり堅守も見せ57-50で最終Qに突入した。一進一退の攻防が続くなか、4試合ぶりに復帰した小酒部泰暉(たいき)選手は「思い切りよくいけた」とインサイドへアタックし得点を重ねる。さらに「自分達が一番やられてはいけない選手だったと思うので、簡単にやらせないという気持ちで守った」とパスをカットしたほか、吉井裕鷹選手も外国籍選手相手に体を張りシュートを打たせないなど好守を続け勝ちきった。

 アドマイティスHCは「機能した」と守備に手応えを示した一方で、攻撃面ではターンオーバーが15本とかさんだ部分は「多すぎる」と指摘。プレッシャーをかけてくる大阪の守りに「焦っている場面がかなり見えた。狙い所はあるので、ハーフコートオフェンスで守備を読んでプレーすることが大事」と話した。

 17得点に加えてリバウンド13本のダブルダブルを記録したサイズ選手。リバウンドについては、「ボールがどの辺りに落ちるかという予測、あとは相手選手との駆け引き」と意識している点を明かした。リーグ全体でけが人が多いなか、サイズ選手はけがなく試合に出場し続けているが、「ストレッチや治療などで疲れを溜めないことを大事にしている。試合中など仕方がないけがもあるが、アスリートとして意識高くできる限りのことをしている」とも。

 小酒部選手は「バスケット感覚が少しにぶっていた」と3Pを決めきれなかったこともあり「ゴールから近い距離で打つことは心がけた」とミドルレンジやレイアップなどで11点まで得点を伸ばした。

 とっさに出る完成など限定的ではあるが声出し応援が解禁されたBリーグ。サイズ選手は「声援は後押しになる。ファンにも楽しんでほしいし自分達も声援で会場のボルテージが上がればもっと気合いの入ったプレーが見せられると思うので、コロナが収束して声を出せるようになれば」と期待を込めた。

 両チームは5日も戦う。

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